>HOME >自力整体とは

自力整体とは

 

自力整体の特徴

自力整体の技術は東洋医学の指圧や日本の整体技術をベースに 矢上 裕が全く新しい方法を使って考案したものです。 一番の特徴は人にしてもらう治療ではなく、自分自身で行うことです。
具体的には東洋医学の基本的な考え方である気 生命エネルギーを増やし、全身に廻らせるという目的で色々な指圧をしたり、 関節がさびないように、関節の可動範囲を広げる動きをしています。
指導者の指示によりある形を全員が完成させるヨガなどと異なり、指導者はいるものの、自力整体の動きの流れを誘導するだけで、生徒自身が自分のからだを点検し、自分のこっている場所を探して、そこを自由にマッサージするという流れになっています。
ですから、生徒一人一人が自由な動きを行っており、誰一人として同じ動きをしていません。

 

何故自力整体が予防医学につながるのか

自力整体教室は体操をする場所ではなく、一人ひとりが自分の筋肉や関節を点検する場所なのです。
そして自力整体教室への定期的な参加こそ、予防医学には欠かせないものです。
というのは、すべての病の前兆は筋肉や関節のこりや痛みとなって現れるからです。
自力整体をすることで、病になる前にいち早くそれを感知することができますし、自力整体で発見した自分の異常をすぐに生活改善をすることで治すことができるのです。
いくら予防医学が大切だと知っていても、自分のからだを点検する時間や場所やメソッドを持たなければ、自分が現在どのような状態になっているかを自覚することはできません。
要するに医療機関で行っている定期的な血液検査などの検診を、週に一回自力整体教室で自分で筋肉や関節の動きを見ながら検診しているのです。
そうして自力整体で検診していると、筋肉や関節が柔らかい時と、硬い時がわかりますし、その原因が食べることにあることに気付きます。 
それは朝食を取らず、午後に食事をし、空腹で眠りにつく習慣にする時が一番筋肉は柔らかく、また脳のパフォーマンスも高いということです。 それで生活改善療法の一つに朝食を取らず、午後に食事をし、空腹で眠りにつく習慣を加え、それを整食法と名付けました。
現在では自力整体には欠かせないものとして、現在では自力整体整食法という名称になっています。
さらに、整食法を実行できる人と、どうしても挫折して実行できない人に分かれることに気付きました。
それは心の安定度です。 栄養の常識にとらわれず、自分の感覚を信じ、気持が穏やかでゆったり暮らしている人は整食法が習慣化できるし、 自分の感覚よりも世間の観念を信じ込んでいる人、またはストレスが多く、食べることでストレスを解消している人は整食法が続かない。

自力整体の効果は整食法が握っているし、整食法の継続は心の安定が握っているのです。
そして現在は自力整体整食法に加えて、心を整える整心法も考案して伝えています。
最初自力整体だけだったのが、 現在では自力整体、整食、整心法になっています。

 

教室へ入会された方々へは以下のように誘導しています。

  1. 当教室は「自分で自分を診察する」という予防医学としての目的の為に開設しています。人は大きな病気をする前に筋肉にコリや痛みという前兆が出ます。日々筋肉のコリや痛みに気づき、それを整えていくことが、大きな病気になることを防ぎます。だから自力整体は予防医学なのです。
  2. したがって授業での講師は、皆さんが自分を観察することを邪魔しないように、教えるという立場ではなく、静かに自力整体のカリキュラムを誘導することに徹し、一つ一つの動きを詳しく解説したりはしません。分からないことなどがあれば、授業後に個人的に質問してください。
  3. 自力整体ではここで行う実技効果をより高めるために、食事法や心のあり方などについても教えています。詳しくお知りになりたい方は、矢上 裕の著書や、定期的刊行物「予防医学自力整体通信」がありますので、お問い合わせください。
  4. 自己観察に集中していただくために、教室には携帯電話を持ち込めないことになっています。教室の授業のあるときは携帯電話を自宅に置いて来るか、着替え室に電源を切って置いてください。
  5. 自力整体を自宅で行う場合は、仕事を終えて夕食をいただく間の時間が最適です。疲労回復になり熟睡できます。カリキュラムを覚えていない人の為にDVDも紹介します。
  6. 自力整体を始めるとしばらくして熟睡し、排泄が良くなり、体温が上がって冷えがなくなり、肩こりなどの緊張が取れるはずです。そのような効果がない場合は実技の仕方か、生活習慣に問題があります。授業後に問い合わせてください。何が原因なのか一緒に考えましょう。
  7. くれぐれもここでの実技は、筋肉をストレッチして柔らかくするのが目的ではありません。日頃使いすぎて無意識に緊張している筋肉をゆさぶって脱力させるマッサージです。ヨガや体操のようにポーズを頑張るものではないのです。授業の後に筋肉に痛みや疲労感が残り爽快感がない場合は、やり方が間違っています。自力整体の後はマッサージを受けた後のように爽快感があるはずです。
  8. 硬い人がじっくりほぐれるように刺激時間を硬い人向きに長くしてあります。元々柔らかくて刺激がきつい人は時々休んでください。また刺激が強すぎると後で痛くなります。一番気持ちの良い強さと角度を選び、決して無理をしてはいけません。
  9. 色々な症状は、自力整体で左右の硬さの差がなくなった時点で解消していきます。からだを柔らかくするのではなく、硬くても良いから左右対称のからだを造る事に専念してください。
  10. 全ての症状が良くなる前には、排泄量が多くなり、体温が上がります。自力整体の効果の自覚目標としては、熟睡、排泄、脱力と体温が上がることですので、日々それを観察してください。
  11. 教室には空腹で参加してください。満腹だと筋肉が鈍感になり、全ての自力整体の心地よさを感じられなくなります。もちろん効果もありません。
  12. 最後に、この予防医学教室は人生の最後まで、元気で介護が不要になる心とからだ作りを約束します。
 

整食法について

自力整体の効果を上げるために 自力整体実践者に実行させている食べ方があり、これを整食法と呼んでいます。
自力整体は体操ではなく、気という生命エネルギーが流れている経絡をほぐし、気を巡らし、さらに気を取り入れて満たす目的で作られています。
気が満ちると血流が増大し体温が上がり、筋肉は柔らかく強くなり、熟睡と排泄によって癒しが起こるが始まるのですが、本人の気の量が少ないと、血液がドロドロになりあちこちで停滞し、痛みを発し、体温は下がり排泄がなく、熟睡できないので病んでいく状態になります。
この気の量を減らさない目的で考えたのが、食べ方を整えることだったのです。
具体的に気の説明をしますと、私達は気という生命エネルギーを5つの方向へ使っています。
一つが生きるためのエネルギー、二つが考えるための脳のエネルギー、三つが食べるためのエネルギー、四つが動くためのエネルギーです。 

私達は眠りで気を充電し、日中に気をこの五つに分配して生きているのです。
自然治癒力というのは生きるためのエネルギーの一部です。 
ですから自然治癒力を高めるためには、内臓の消化、解毒エネルギーを節約し、脳の思考エネルギーを節約し、筋肉を緊張させずに脱力させ、筋肉エネルギーを節約することです。
そして深い眠りで気を充電することです。
動物がからだに異変があると、何も食べずにひたすら眠るのは気の消耗を防ぎ気を充電しているのです。
例えば断食をすると、血流が増大し体温が上がり、筋肉は柔らかく強くなり、熟睡と排泄によって癒しが起こります。そして痛みが消えます。
これは食べるエネルギーが要らないことで、自然治癒力エネルギーが増えたのです。
整食法はこの断食の素晴らしい効果を日常生活でも、できるような食べ方です。
まず、朝食は水分で済ませます。 水分はおかゆでも味噌汁でもジュースでも水だけでもかまいません。胃の中に固形物を入れないことで午前中を過ごします。
次に食事は正午から夕方6時までに終えます。 何を食べるかの制限はありませんが、腹八分です。 そして大事なのは寝る前に胃を空っぽにしてから眠るということです。
気を取り入れる熟睡は、睡眠中胃が働いていては不可能だからです。 そして睡眠中に働く自然治癒力も空腹でないと行われません。
ですから、朝食を取らず、午後に食事をし、空腹で眠りにつく習慣が整食法です。
この食べ方を実践すると、食べることで節約できたエネルギーを全て生きるためのエネルギーに回すことができます。 つまり自然治癒力エネルギーが増え、血流が増大し体温が上がり、筋肉は柔らかく強くなり、熟睡と排泄によって癒しが起こるのです。
世間では栄養についてうるさく言われ、特に朝食を取ることを奨励していますが、午前中は排泄する時間帯であって、食事を入れる時間ではありません。朝食を取ると排泄のエネルギーを奪ってしまい、老廃物が溜ってしまいます。 朝食を抜くだけで老廃物がどんどん出てダイエットや病気を治すことができます。 
ちなみに私の場合、朝から水分だけで仕事をして、午後4時頃に初めての固形物の食事をし、一日一食生活ですが、栄養が足らないわけでもなく、元気に過ごしています。
元々、原始の狩猟生活時代は夕方4時くらいの一日一食生活だったのです。

 

整心法について

整食法が食べるエネルギーを節約して、自然治癒力エネルギーに回すように、私達は考え事に費やす脳のエネルギーは日々膨大な量です。
特にテレビやインターネットなどから入ってくる情報は膨大で、過食によるメタボと同じように、情報メタボになっています。 私達の脳は使い過ぎて疲労困憊になっている。
そこで脳に情報を入れない情報断食を行うのです。
食物断食と情報断食&思考停止を同時に行うと効果的です。
例えば私の教室で行っている情報断食&思考停止にこんな方法があります。
10月~5月まで夏を除いて 毎月授業が始まる前2時間歩き、その後に自力整体を受けます。
もちろん情報断食&思考停止状態に入るため、歩いていても決しておしゃべりはしてはいけません。 最初は歩いていると頭の中に雑念が浮かんできますが、1時間も歩いていると思考停止状態になり、瞑想しているように空っぽになります。
この空っぽの思考停止状態で自力整体を受けると、今まで感じなかった気の流れや、気が満ちてくる充実感などを感じるようになります。
多くの人と一緒に受講していても、自分だけが自力整体を楽しんでいるように、全く周囲の雑音や情報が気にならなくなります。 そのような訓練を続けると環境や情報に対して振り回されず、自分の世界で集中できるようになります。
情報の世界で生きるのではなく、自己の内部感覚世界で生きるようになります。
今まで環境や情報に振り回されて消耗していたエネルギーを、健康で快適に生きる為のエネルギーに回すことができるのです。
自力整体をしていても、考え事をしながらしていては気は巡りませんし、満ちては来ません。
脳が思考を停止し、脳に集まっていた気が一気に経絡の方に流れ出した時に、気の流れと満ちる充実感を実感し、エネルギーアップするのです。

このように、沈黙、瞑目、孤独を通じ、情報断食&思考停止をする習慣をつけることが整心法なのです。
実際整心状態(思考が落ち着き、自己観察への感受性が高まった状態)
整食状態(空腹で眠り内臓疲労を取り去り、朝食を摂らず滞留便が排泄されている状態)で自力整体を行うと、 内部感覚が研ぎ澄まされ、体内で行われている活動状態が目に見えるようにわかるようになります。 今まで外部世界へ向いていた感覚が内部世界に向き直り、一種の瞑想状態になります。 すると細く狭くなっていた気の通り道である経絡が開き、そこを大量の気が流れるのを感じます。そして大量の気が自然界から自分に流れ込むことに気付きます。
気が満ちると人によっては、眠っている状態になったり、内臓がぐるぐると動き出したり、空気を吹き込まれた風船のようにからだが軽く浮くようになったり、電気がピリピリするようになったり、からだ中を温かいお湯が流れるような感じになったり、ゆるゆるぽかぽかになります。
この状態になって初めて、血流が増大し体温が上がり、筋肉は柔らかく強くなり、熟睡と排泄によって癒しが起こるのです。
これで自力整体の効果を上げるためには食べることによる内臓の消化、解毒エネルギーを節約し、 情報過多や思考の連続による脳の思考エネルギーを節約して、それらを健康で快適に生きる為のエネルギーに回すことの必要性を分かっていただけたと思います。

 

整体という言葉について

整体という言葉は元々東洋医学で「気が滞りなくバランス良く巡っている状態」を指す言葉です。 自力整体で使う意味も、人に押してもらったりせずに、自分の力を使って経絡をマッサージして「気が滞りなくバランス良く巡っている状態」にするという意味です。
ところが、この言葉が日本に入ってきて、歪みを直し、骨をまっすぐにする意味に使われるようになりました。 本来骨を整える言葉は整骨というのが正しいのです。
それで自力整体は骨格の歪みを正すという意味にとられていますが、本来の意味の「気が滞りなくバランス良く巡っている状態」にするという意味です。
また「気が滞りなくバランス良く巡っている状態」になれば、骨格を結んでいる筋肉もゆるむので結果的にゆがんだ骨格は正されます。
多くの人が整体というと整体治療を思い浮かべられ、曲がった背骨を気合いもろとも力づくで矯正するイメージがあるので、自力整体で背骨や骨盤を矯正しようとしますが、気がめぐるようになれば自然に真っすぐになるので、心配は要りません。

 

自力整体のルーツ

自力整体のルーツは私の鍼灸治療です。 1974年~80年は鍼灸師として開業していました。
私の治療は患者さんの脈を見て気の量や流れの悪い部分を診断し、手首や足首にハリを打って気を補い巡らせることで、疾患を治していくというやり方でした。これを経絡治療といいます。
特に痛みを取るという分野においては、私の治療は即効性があり多くの痛みの患者さんがやってきました。 そこで私はどうせ手首や足首にハリを打って気を整えるのであれば、その部分を自分で指圧することで経絡治療ができないかと考えて最初に作ったものが、経絡体操でした。
この経絡体操が自力整体のルーツになっていますので、決して骨の矯正ではなく経絡の治療が自力整体であることを知っておいてください。

 

ヨガなどの他のボディーワークとどこが違うのか

1)「気を補い、気を巡らす」という鍼灸治療がベースになっているので、単なる体操ではなく、実際の治療であるということです。
2)筋肉緊張をゆるめて経絡を広げる治療するのが目的であって、ポーズを完成させる必要がないということ。
3)「気を補い、気を巡らす」為には、内臓の消化、解毒エネルギー、脳の思考エネルギーを浪費しない生活をするというのが原則であり、他のボディーワークにはない整食法と整心法が存在し、自力整体、整食、整心法がそろわないと結果が出ないと説いていることです。
4)自力整体の本来の目的は、自然治癒力である気、生命エネルギーを減らさない生活をするということにあります。ということは病まないからだであり、病んでもすぐに復活するからだを作る予防医学としてのメソッドです。 ですから自力整体を生活の一部にすることで人生の最後まで病むことなく、介護を受けることなく生き切ることができます。
5)他のボディーワークは、インストラクターの号令のもとに全員が一斉に同じ動きをするものですが、自力整体は自力整体ナビゲーターの誘導はあるものの、自分がほぐしたい場所を、自分がほぐしたい早さと強さで気が済むまでほぐすものです。 したがって万人に効果が得られます。