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DATE : 2019.09.28

膝の痛みで正座ができなかった人が、できた話

 膝の痛みで正座ができない という悩みの人は多い。
 今日の香川での研修で、私の真ん前で受講していた女性が
 まさにその人であった。

 二つの体重計に左右の足の重さを別々に測ると、
 重心に6キロの差があり、壁に背中をつける検査でも
 左右のふくらはぎが壁に付かなかった。

 壁に背中を当ててふくらはぎを壁に押し当てるという検査法は、太ももの筋肉に力を入れて、膝をしっかり伸ばさないと付かないから、太ももの筋肉の強さが検査でき、膝の痛みになる人かどうかもわかるのだ。
 壁にふくらはぎが付かない人は、ひざを曲げて歩いていて、
 常に太ももの筋肉に負荷をかけて、膝関節に変形を起こす。

 研修の最後にひざ縛りをして、膝を曲げないで前後に腰をゆする動きをしたり、かかとを上下運動させたりという動作を、
 質疑応答をしながら(変な研修だわ)30分過ごした。
 すると、正座が全くできない人が楽々と出来たので感動。

 この事からの発見と教訓は、
 膝が痛いという人は整形外科ではひざ関節を調べ、
 やれ「軟骨がすり減っている」とか、
 「半月板の損傷だ」とかいうが、そんな人はほとんどいなくて、 膝に付着している筋肉が硬化して、ひざを曲げ伸ばし、立ち上がったりしゃがんだりの力を入れる瞬間に筋肉が痛んでいる
 だけということことが分かった。

 それが今回の
「ひざ縛り前後ゆすり&かかと落とし」をすることで
 膝の周りの筋肉の緊張がゆるみ、楽々正座が出来たわけだ。

 この3週間ほど、私は娘と一緒に医学書を読んでいる。
 声を出してお互いが1ページずつ声に出しながら読む。
 そうしないと、一人では集中力が続かないのだ。
 その読み方は今日の研修と同じで、立って
「ひざ縛り前後ゆすり&かかと落とし」をしながら読んでいる。
 90分立っていても疲れないし、とても姿勢が良くなる。
 
 
 これはお勧めだな。
 学力と筋力を同時に鍛えているのだから。

by 矢上 裕

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