これは齢のせいなのか、身体のリズムなのかわからないが、
　自力整体の研修が終わって食事をしたら、
　眠気を抑えることが出来なくなった。
　研修や教室が終わって自宅で食事している時も、
　食べながら半分眠っていて、食べ終わったら
　1時間くらい仮眠を取らないと身体がもたない。

　だから研修が終わってからの懇親会での、
　おしゃべりの時間がとてもつらい。
　朝から食べずに5時間の研修に集中するから
　その反動で、食べてしまうと眠りだしてしまうわけ。
　
　地方研修の後の懇親会も、参加しないということになった。

　４，５年前は体力もあったので懇親会は楽しかったが、
　やはり5時間の研修で力を使い果たしてしまう年になったのだと思う。

　60歳を過ぎて6年になるが、自分を観察してみて体力というか、　エネルギーは確実に減少しているなと感じる。
　100だったのが70にはなっている。
　こうなると、限りあるエネルギーを本当に必要なことに使い、
　それ以外のことには使わない工夫が要る。

　思えば、ヨガの師である沖正弘先生も、講演会の後の懇親会で、　御馳走を目の前にして居眠りしていた記憶がある。
　食べるものに手を付けずに疲れ切っていた60代の先生を見て、
　無理をしているなと感じたものだ。
　そして、沖正弘先生は64歳で亡くなってしまった。

　66歳の私はその二の舞はしない。
　少なくなったエネルギーを必要な時だけ使い、
　それ以外の気を使うような　人間関係は避けていく。

　少しでも長生きして、
　自力整体の創始者はこれだけ長生きで生涯現役人生の全うした
　と証明するようなエネルギーケチケチ作戦を、
　やろう。

　　そう改めて、決意した。

by 矢上 裕