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DATE : 2019.07.30

マインドフルの毎日

 今 与論島

 今朝は電動自転車で、早朝の涼しい時間に
島内を2時間かけて一周した。
 坂道を下るときに、身体に受ける風が気持ちいい。
 
 夕方は夕日7時15分なので、その時間になると近くの浜辺に座り夕日が沈むのを見て、それからホテルのグラウンドで仰向けで星を見る。
 正直自然の中にいると仕事のこと「なーんも考えられない」というより「考えるという作業そのものができない」

 自律神経は完全に副交感神経が優位になり、
 身体中に溜まった毒素が出てゆく。
なるほど心身ともに緩むとは排泄が始まるということなのか
と都会で日々の仕事に追われていた自分を強制終了させて、無理やりにでも違う世界に連れ出して良かったと思う。

 「星」と「夕日」と「風」と「退屈」を引っさげて旅に出よう。

 同じホテルに滞在している人たちは、ほぼ
「観光や水泳など目的を達成させるだけの旅」のようだね。
 スケジュール通りに過ごし、夜の星も見なければ夕日も見ない。
 クーラーの部屋でテレビを見ているようだ。

 旅の効能としてこう考えた。
 常に頭の中が散らかり、考え事で一杯な心を
 強制的に自然の中に放り込み、 
 心身の健康を回復させるため作業だと。

 今止まっているホテルは 2007年に公開された
 映画「めがね」のロケ地になっており、
 食堂にある映画のパンフレットにこんな文章があった。

 「人が旅に出るのではなく、旅が人を連れ出すのだ」 
 
 確かにその通りで、「私は与論島に呼ばれてきた」と思う。

 さあ、仕事に戻ったら「週に一度は与論」とし、
 一週間の心身浄化・復活の日とすることにすることにした。 

by 矢上 裕

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