ヒーリングを引き起こす自力整体。

ヒーリングという言葉を知ってるかな。
日本語では「癒し」というがちょっと違う。
正しくは「浄化」が正解だ。

例えば瞑想や自力整体で、深く自分の内部に意識が向く（観察）と、自分を取り巻いている抑圧や筋緊張が自覚できる。
それを観察していくと、抑圧されている自分から距離を置いて観察できる。
そうなると、自分が自分の抑圧を解放しようと脱力しながら揺さぶり続け、そして抑圧の鎖が外れてエネルギーが流れ出し、
涙が止まらないような浄化が起きる。
この行程がヒーリングという。

だから自力整体教室を出ていく人たちは、
抑圧から解放されて羽が生えたようになる。
というのが私の理想の教室である。

その為にも自力整体教室は
ポーズを完成させる場所にしてはいけない。
ゆっくりと刺激を味わい、観察し、余分な力を脱力し、詰まって流れていなかった緊張の場所を解放し、本来の生命エネルギーを流してやることに集中するべきである。

これこそがヒーリング自力整体だ。

人は皆、自分を守るために緊張して生きている。
その緊張が身体の緊張を生み、
エネルギーの流れをブロックして不調になる。
自力整体はその緊張を脱力させ、
ブロックを解放することが使命である。

そして生徒を脱力させるためには、
指導者が相手を緊張させない脱力していなくては無理。

ヒーリングのプロセスは、
観察（気づき）
脱力（解放）
浄化（排泄）
再生である。

by 矢上 裕