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DATE : 2021.03.17

ギックリ腰になった60代の女性

今回はギックリ腰になった60代の女性生徒さんのことでご相談があります。

入会は昨年8月、自力整体歴半年ちょっとです。降圧剤服用、片目は緑内障で手術歴あり

生まれつき右股関節の変形があり、地べたには右足を伸ばしてしか座れません。

膝縛りでの踵上下揺すりもクラクラするとおっしゃって、踏ん張っているだけです。

軽い腰痛はあった。

右側に寝返っては痛いので左側に寝返って起き上がります。

2月に一度ギックリ腰になってまた今週再発しました。

今回は腰からふくら脛にかけて電流が流れるような痛みがあったそうです。

前回から今回のプログラムでは瞑想は椅子で行ない、今回は眼球ほぐしまで椅子で。

親指ほぐしも左しかできません。

足指ほぐしも右側は膝を立てて甲側から指を掴んで揺さぶっていました。

腸脛靭帯刺激も片側もしくは両方ともできない

中半は

片足を外側に開く動きから膝の捻り解し、足を持ち上げる手前に引いて膝を床へつけようとする腰ほぐしの動きも手が膝までしか届かない状態でした。

その方には「できる範囲でやってみようとしてください。痛みが出れば緩めたりきつかったら早目に緩めてください」

と伝え参加してもらっていました。

ギックリ腰を楽にするために

・断食を進め水分をこまめに摂るように

・仰向けで輪っかタオルで腰と膝を固定して左右に揺する

・仰向けでお腹を膨らませたり凹ませたりする深呼吸を繰り返す

・足指グーパーで緊張と脱力を繰り返す

・眼球ほぐし整体

をお伝えしました。

矢上先生からも何か私が伝え忘れていることがありましたらご指導をお願いします。

始めた時から色々制約というか、できない動きがあり、脱力ができて、解れていき身体の心配が減って元気に過ごせるようになっていけると良いなあと思っていましたが、ナビゲートが上手くいってなかったかと落ち込んでしまいます。

 矢上 裕です。 お答えします。

 食生活に問題ありですね。  

朝食を食べており、排せつもうまくいかないので、自力整体の何をやっても有効に身体に効いていません。

この年で緑内障というのは強度の近視でメガネやコンタクトをかけ続けてきた人生でしょうし、筋肉はガチガチで自力整体そのものができないようで、自力整体で効かせる以前の問題です。

ですから自力整体で治す方法が見当たりません。 あなたが落ち込むことはありませんよ。

おそらく、そんな身体になるような生活をしていますし、それを変えるように伝え手も反発するかもしれません。

本当に指導者を信頼してアドバイスを聞いてくれるなら、私なら断食を勧めます。

苦しくないようにみかんだけを食べる断食で、回数は制限なしでいいです。

すると3日程で残留便が出ますから、それが出ない限り身体はガチガチで自力整体ができないのです。

順番としては以下が理想です。

  • ぎっくり腰をきっかけに、自力で治そうと決意する。
  • 指導者を信じて、アドバイスを忠実に守る。
  • フルーツ断食で残留便を出す。
  • 自力整体で、ゆるんでしまった仙腸関節を整える。
  • 回復したら、2度と起こさないように自宅実習の習慣を持つ。

自力整体もできないようなガチガチの身体とは、鎧兜を着ているようなものです。

その鎧兜は、長年のメガネ生活による交感神経の緊張と朝食による残留便の蓄積によって自らが作り上げた作品です。

そしてその鎧兜を脱ぐという行為が、メガネやコンタクトを外すことと、朝食抜きによる残留便排除です。

この鎧兜外しが本人にできるかどうかが、自力整体で治せるかどうかの入り口なのですね。

できたら、「あなたのことを矢上先生に相談したらこんな答えが返ってきました」と

このdiaryを本人に読ませてください。

あなたが説得するよりも、効果があるかもしれません。

でも、その生徒さんはあなたの指導の腕を上げるために、神が遣わした教師かもしれません。

良い経過報告を待っています。 

ぎっくり腰は下の写真の筋肉が異常に緊張し、それが動きによって刺激されると激痛が走るのです。フルーツ断食とメガネ外しによって残留便が出たならば、一気にこの筋がゆるんで痛みが消えていきます。

 

by 矢上予防医学研究所

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