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DATE : 2021.08.27
生理痛にはどんな自力整体?
以前、手首を解すと後頭骨、足首を解すと仙腸関節が解れるとお聞きしたように思うのですが、
職場で生理痛を訴える方が多いため、足首を解す自力整体の実技を是非教えて頂きたくメールをしました。
思いつくのは
1、骨盤を下げながら左右に体をねじる。
2、足首を回す。
3、足裏のアーチを作る時に足首も捻れる。
4、踏み込みの時に足首にも刺激がある。
5、踵付け正座などです。
宜しくお願いします。
矢上 裕です。お答えします。
ただ、質問をお聞きして残念に思ったのは、 「こんな症状にはこんな動きをやればよい」というような、車の部品交換をするような、または現代医学の薬の処方のような考え方が抜けていないことです。
例え、あなたの言う1~5までを実践しても、何の変化もありません。というのが答えです。
人間全体を診なければなりません。
「それは生理痛は何故になるのだろうか? 」 という視点から考えてみましょう。
はっきり言って原因は、女性ホルモンの分泌不足です。
女性ホルモンがしっかり、分泌している人は、以下の人です。生理痛だけでなく、女性を死ぬまで守り抜くホルモンで、閉経前は卵巣と副腎から、閉経後は副腎から分泌されます。
1, 仙腸関節の開閉をスムーズにする (生理痛やPMSがない)
2, 卵子の成長 と 月経、妊娠 (生理不順、不妊の原因)
3, 妊娠中も安定し、お産が楽で、骨盤の閉じも早く、授乳もスムーズ
4, 精神を安定させる。うつ病の予防 (PMSや産後うつの原因)
5, 閉経期の更年期障害がない
6, 関節軟骨のコラーゲンの原料となる(膝軟骨のすり減りがない)
7, 骨密度を高め、骨粗しょう症を予防する (転倒骨折の原因)
8, 認知症を予防する。(脳の記憶中枢が衰えない)
9, 柔軟で弾力に富んだ筋肉を作る (男性より筋肉が柔らかい)
10, みずみずしい皮膚を作る (皮膚細胞の新陳代謝がよい)
11, 皮下脂肪を作り、からだを冷えから守る。
ですから、生理痛のある人は、以上の11の不調が生涯待っているともいえます。
では、なぜ女性ホルモンがうまく、分泌されていないのか、
それは現代社会の効率、競争、ダイエット、睡眠不足、夜スマホ、などの過剰な交感神経優位な生活から、女性ホルモンを睡眠中に分泌させる副交感神経が働いていないからなのです。
答えは一つ、「副交感神経を働かせて、熟睡し、女性ホルモンを分泌させる」 ことです。
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