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DATE : 2021.10.05
自力整体を続けていると 柔らかくなりますか?
矢上先生 こんにちは。
生徒さんからご質問ありまして、教えて頂けませんでしょうかm(_ _)m
自力整体を始めて2ヶ月位経つ生徒さんなんですが、自力整体を続けていると柔らかくなりますか?
というご質問でした。
私、個人の経験から柔らかくなりました。と、お伝えしました。
ただ、個人差もあると思いますので、どうなのか?と、改めて考えてみました。
ほぐして、隙間が出来、めぐりが良くなると柔らかくなる様に思いますが、やはり人によって違うのでしょうか?
何卒よろしくお願いいたします(* .ˬ.)”
矢上 裕です。 お答えします。
正解は 「なります」 です。
ただし、「柔らかくなるまで続ければ」 というのが付きます。
具体的に説明しましょう。
人間にはもって生まれた柔らかさというのが、あります。
この柔らかさというのは、触った柔らかさではなく、動いた時の動きの広さである関節の可動域と考えてください。 サーカスのような柔らかさという意味です。
これは関節の成長期に訓練をすることで、可動域を拡げることができますが、成長してからも訓練次第で拡げることができます。
ただ筋肉や関節が老年期に入ると、関節の可動域は拡げることができず、ストレッチなどで筋肉がただ伸ばされることで柔らかくなることはできます。
例えば老年期になったおばあちゃんが開脚ができるようになった。というように です。
ただ、それには弊害もあり、関節の可動域が拡がらない、筋肉だけを伸ばした場合は伸び切ったゴムのように縮まる力を失うことがあります。
開脚は出来るようになって喜んだおばあちゃんが、肛門括約筋がゆるんでしまって、失禁や便もれ、さらに子宮が下がるなどといった ゆるみ症候群になることもあります。
だから、どの年齢層の人が質問をしているかによって、可動域を拡げる柔らかさなのか、ただノシいかのように筋肉を伸ばして、緩みっぱなしにするのかになるわけです。
私自身も50歳までは、ヨガのポーズを苦も無く出来ていました。
しかし55歳くらいからやらなくなると、できなくなり、普通のおやじの硬さになりました。
それが自然だと思い、柔らかくしようなんて思っていません。自然に反するような気がするので。
一つ言えることは、老年になっての健康は柔らかさに正比例しないということです。
年のまま、ありのままでいいのです。
ただし、力んだ生活が続いてしまって、力が抜けないという硬さは病的なのでゆるめる必要があります。
でも、筋肉を無理やり引き延ばすのは健康とは無関係で、尿もれ・便もれ・ひざの痛みになります。
だから、柔らかくするために筋肉をストレッチするという考えから、「見た目のポーズの動きは硬いが、力みを抜いて脱力していればOK」を求めてください。
だから、転んでも怪我をしにくい赤ちゃんのような脱力系の「軟らかさ」の方が筋肉のベストのあり方だと思います。
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