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DATE : 2021.11.19

過去の自分は他人である。

 先ほど来年のカレンダーの印刷所との打ち合わせが終わった。

  ナビゲーターから振込用紙で1部だけの注文があるのだが、ナビゲーターは全員無料でカレンダーを新年号に同封するということを通信に明記していなかったのがいけなかったのだろう。 年会費の中にカレンダー代が含まれるのですよ。

 すでに1部申し込んだ人には、2部を送ることになるので、一冊は有効活用してください。

 さて、11月になってから、禁酒を解禁しビール飲みを飲んでいる。

 ビールは便通が整うのでいいのだ。 相変わらず一日3食、フランスパンのカスクルートとトマトとサバの缶詰を食べている。

 サバの水煮とトマトは合うね。 

おかけで68キロまで落ちていた体重が理想の70キロに戻った。

 47歳の時に「朝食を抜いて、第二排便を出す」という理想の食べ方を提示して、腰痛、坐骨神経痛、ひざの痛みの人が治ったとか、いろいろな不調が良くなってきた。

 今年68になるが、どうも朝を抜いて夕方の一日一食にすると脱水状態になるのだ。

 水をいくら飲んでも食べないと脱水してしまう。 それで朝にパンとトマトと鯖缶にしたところ、体内水分量が増えてきた。

だから、整食法も年齢によって脱水しないように考えなくてはならないなと思う。

 いつまでも朝食抜きにこだわってはいけない。

 日々の体重測定を理想体重に、そして体内水分の測定も減らないように食べ方を工夫しよう。

 よく、私は「先生は自説がよく変わる」 と 言われるが、自分では「私の自説は変わるのが当たり前」と答えている。

 年齢によって変わる。 環境によって変わる。 一定不変の説などをかたくなに信じないようにしてほしい。

 「本にはこう書いてあるじゃないか?」 と言われても、その本を書いていた時点では「それが最善だったから書いた」わけで

それから30年経た今も同じでなければいけないというのは、おかしいよね。

 よく作者は自分の本を読み返さないというのも、その気持ちがわかる。

 出版された本を読んでいるときの自分は、すでに執筆しているときの自分とは違う自分だからなのだ。

 本を書き終えて出版社に提出してから、本となって手元に届くまで半年から1年を要する。

 この半年と一年の間に新しい発見があったり、執筆していたころに信じていたことが、この半年で変化することがある。

 だから、本は書いた時点で他人の物であって、(過去の自分は他人であると思っている) 

 他人の本に興味はないのである。だから私も読まないし、読んだことがない。

 過去の自分が他人なら未来の自分はどうか もちろん他人である。

 自分が自分であるのは今だけだ。 明日も昨日も他人である。

 過去の自分が他人だと思えば、「仕方がなかった、あの時はそれが正解だと思ったのだから」と思うしかない。

 どうしようもない。 「過去と他人は変えられない」という言葉があるが、過去の自分は他人なのだから。

 だから、私は人の過去も責めたり、うらやましがったりすることもない。

 今、目の前にいる人だけが本人であり、過去は他人だからだ。   そうやって生きる術を、常に年とともに変化していくからだの研究を通じて学んだな。

by 矢上 裕

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