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DATE : 2022.01.29
授業に音楽療法を取り入れる
ナビゲーターの○○です。ご報告があります。
昨年4月からNPO法人の健康塾で月3回、70代〜80代の方々と自力整体をさせていただいています。
始めて間もない頃は、できない動きもたくさんあったのですが、今ではみなさんが色々な動きを軽々とできるようになっています。
みなさん体調が良くなったと言ってくださっていて、嬉しい限りです。継続は力ですね。
中でも86歳のYさん。
腰が曲がってしまっていて腰痛があり、コルセットを常時着用、仰向け寝になるのも大変で、
頭〜背中にかけて座布団を入れて仰向け寝になっておられました。
自力整体を初めてした時から気に入ってくださり、輪っかタオルを置いて帰られる方もおられる中、
Yさんは自宅へ持って帰って覚えているのをしておられたそうです。
「腰が痛い時は輪っかタオルでほぐすの。スーと楽になるよ」
と話される笑顔がとても可愛らしいです。
現在のYさんは、コルセットを外し、仰向け寝の動きも楽々とできるようになっておられました。
信じるな 疑うな 自分の身体で試せ…
本当にその通りですね。
人は誰でも、いつからでも変われることを間近で見せてもらえて、ナビゲーターとして嬉しいですし、これからの活動の励みになりました。
矢上先生、すやこ先生、真理恵さんには感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございます。
矢上 裕です。
そのような報告をいただけること。 私もうれしく思います。
先週から、授業で音楽を使うようにしました。
というのは、3月まで筋肉をつけていくというカリキュラムで、筋肉に力を入れて秒数を数えているのですが、それよりもリズミカルな音楽を流す方が良いのではないかと思ったのです。
その時にテレビのためしてガッテンで、歩くのに障害があるパーキンソン病の人に、メトロノームのリズムの音楽を聞かせたところ、スムースに歩けるようになった映像を見たのです。
早速本屋で取り寄せたのが、「パーキンソン病に効く音楽療法CDブック」 (写真)です。
現在のカリキュラムは前半がリフォーム(再構築) 後半がビルド(筋肉で支える)という授業になっています。 45分までは、開脚座ができるように骨盤を起こして、その上に載っている背骨にS字彎曲を作ります。 骨格を正しい位置にをリフォームします。
後半は仰向け休憩の後、タオルを足に引っ掛ける骨盤矯正の後で、腸腰筋と大殿筋のビルドをします。
体幹の重要な筋肉です。
そこから起き上がって座り、片足ずつ前に出してタオルをひっかけ足首と上体を前後にゆすり、足の裏側筋肉のビルドをします。 この時にパーキンソン病に効く音楽の中の、旅愁という曲を流しました。
次に立ち上がって、足を前後に開いて前足の伸筋、後ろ脚の屈筋をビルドし、同じ曲を流しました。
すると面白いことに、ビルドしている時間はこれまでより長いのに、全然つらくないのです。
理由は、リズムを脳がキャッチすると快感ホルモンであるドーパミンが分泌されるようなのです。
(パーキンソン病はこのドーパミンが分泌されない病気)
だから音楽を流しながらダンスを楽しんでいる人は、脳から快感ホルモン・ドーパミンが分泌されているのですね。
これは自力整体のビルド、(筋肉を強化して真っすぐに立て直した骨格を崩れないように支えること)
に大いに使えます。
ナビゲーターも授業で使ってみてはどうでしょうか
リズム音楽には、旅愁、春の小川、ふるさと、ゆりかごの唄、青い目の人形、きらきら星 があり、教室では年配の方が喜んでいました。
ビルドの筋肉の種類によって、音楽を分けると良いと思います。
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