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DATE : 2022.01.30
自力整体の誕生秘話
自力整体を理解するときに、それを創案した人の思想というか、動機を考えたことがあるだろうか?
5つほどあるが、今日は、そこの所を書いてみたい。
〇「医学が産業になり金がかかるのは不自然、自然治癒力で治せば無料なのに」という疑問。
〇「自分が身体に対して責任を持たず、医学に丸投げはおかしいじゃないか」
〇「身体を制御できるなら、幸せの道につながるはず」
〇 健康というものに、医学という学問をくっつけ、それで医学部を作り、序列をつくり、産業化してお金儲けをするしくみはおかしいじゃないか
〇「身体とは脳にとって他者である。 身体を大切にすることは他者を大切にすることである。 ということは、自力整体で身体を大切にする人は他者も同時に大切にするはずで、戦争や人を傷つけることもできないはずだ」
という、私の思想というか、感覚が自力整体を作り出した。
「人が健康の専門家の医者として、人を支配して利益を得ることに対するアレルギー」があるのだ。 自分が自分の支配者であるのに、宗教が人の人生を支配することにもアレルギーがある。
この思想に行きついたのは、母との影響が大きくある。
私はほとんど受験勉強もせずに、競争率の高い名門大学に合格した。
これはひとえに、独自に短期間でこの大学の傾向と対策を研究したからである。要するに受験内容を予想して、それだけを暗記したというやり方。博打である。
滑り止めを受けず、その大学の一つの学部しか受験しなかったのは、その博打にかけたのだった。
見事合格、母親の漏らした言葉は 「自分が信心していた宗教のおかげだ」と。
その言葉で、勉強する気が失せた。 結果大学中退した。宗教で入った大学なんて未練もない。
20歳の私に、他力本願への反発心を受け付けたのが母であった。
「あなたがこうなれたのは、~のおかげなのよ」と子供に諭す親は多いかもしれない。
しかし、子供にとって、この言葉は 自分の実力を信じられなくなってしまうのではないか
努力することの意味がなくなってしまう。
今の現実がいいか悪いか知らないが、その現実を作ったのは自力であり、他力ではない。
もちろん、運や出会いや支えや応援といった他力を否定するわけではない。
でも、運や出会いや支えを引き寄せてきたのは、自力である。
自力のない人に、誰も援助はない。
だから、私は 「私の健康はお医者さんのおかげ」 ではなく、「私の健康になれたのは、その為に努力してきた自力のおかげ、もともと自分に備わった自然治癒力のおかげ」という人を増やしたい。
私の大好きな言葉に「自業自得」がある。
悪い意味で使われているようだが、「因果応報」と同じ意味である。
だからこそ、人は努力に、頑張ることに、力が入るというものであり、たとえ報われなくても納得できるのではないか、そこには不満も、ねたみも、不平等も、不公平も、ない。
私は精神世界、スピリチュアル世界が嫌いなのは、 リアリスト、現実主義者だからだ。
自力整体はリアリストだけが納得して味合う、掛け値なしの現実世界である。
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