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DATE : 2022.03.21

新しい朝、門出の朝

 今日は私の誕生日、1953年 3月21日生まれ、 69歳になった。

 今朝も犬の散歩をしていると、桃の花と菜の花がきれいに咲いて祝ってくれている。

 この年になるまで健康診断を受けることもなく、大きな病も得ることもなく生きて来られたことに感謝をしたい。

 そしてこれからも健康診断を受けることなく、自分の身体が病んでいるかどうかも知らずに、野生動物のように自然に命の終わりが来るまで生き続けるのだろう。

 人の病に向き合うという仕事を続けてきて、私なりの死生観というものができた。

それは、「人は病気で死ぬのではなく、生命力の限界が来るから死ぬ」ということだ。

 だから私自身病むこと自体には全く恐怖がない。 病と死が直結していないからだ。

 どんなにひどい病でも生命力が強ければ死なないし、どんな医療を施しても生命力の限界であれば死んでしまうだけのことである。 だから健康診断を受けることもない。

「病気を見つけて怖がってどうするの? それよりも知らぬが仏で死ぬときには死ぬのが良い」

というのが、これは子供の頃からの信念みたいなものだね。

 この感覚、つまり「自分の生死を医療にまかせず、自然に任せる」という観念があるから、「自分はいつ死ぬかもしれないから今を悔いなく生きる。 仕事の完成を成し遂げることに全力を尽くす」

という毎日を送っている。

 おかげで21歳から始まった、自力整体の研究も50年近くになり、やっと完成に近づいてきた。

 後は後世の人々がより使いやすいように、わかりやすいように、細かいところを整備していく段階に入ったので喜んでいる。

 やはり、自分で自分を直せる自力治療ドという、誰も成し遂げた事のないものを完成させるには、全身全霊をかけて、狂ったように没頭し、人生のすべてを投資し、24時間考え続けてきても50年はかかるということか。

 さあ、今日を区切りに、また新しい門出である。

 黄金の70代まで後1年、新しい朝を迎えて光を浴びて、自力整体の仕上げに胸躍らせていこう。

 皆さん、命の続く限り、応援のほどよろしくお願いいたします。

by 矢上 裕

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