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DATE : 2022.06.01
手根管症候群の治し方
私は手根管症候郡で、昨年末から、病院に通院していますが、投薬では良くなりません。
できたら自力整体で治したいと思っています。
上体回しや、肩甲骨を回す事を毎日しているのですが、手首を曲げたり、手首に負担をかけていますが、それはしても良いのでしょうか?
私としては、自力整体は、毎晩しないと、スッキリ眠れないので、必ずしたいのです。
手首に力をかけてもいいのでしょうか?
長々まとまりのない文章で、申し訳ありません。
よろしくお願いします。
矢上 裕です。 お答えします。
結論から言いますと、手首の刺激はそろそろとゆっくり刺激した方が良いです。
特に指反らしは手根管症候群の治療になくてはならないものです。
理由を説明しましょう。
手根管症候群は手の指を曲げる(グーをする動き)、例えばタイピング、マウス、ハサミ使い、を仕事とする人の、手の屈筋群の慢性疲労、炎症、手の指の腱が通っているトンネルのような鞘である腱鞘が狭くなることから起きる痛みです。
アメリカではパソコン仕事の4500万人が病んでいて、テクノストレスと呼ばれ、緊張性頭痛と並んで多くの人を悩ませています。
手の屈筋群の緊張を解き、腱鞘内の老廃物を排泄し、その中広げることによって、痛みがなくなります。
その方法として一番良いのが、自力整体の指反らしなどの一連です。
要するに握りしめていたこぶしを開いて、硬くなった指をまんべんなく反らして疲労を取ってやるのです。
屈筋群は、手の指だけでなく、前腕内側の筋肉群の凝り、上腕二頭筋のこり、胸の筋肉群の凝り、さらにのどの胸鎖乳突筋、後頭部の凝りへとつながり、そこから背中の凝りへと下がり、腰痛になり、坐骨神経痛を引き起こし、最終的に膝から下の冷えへとつながっているのです。
これがパソコン労働によるテクノストレスです。
ただの指先の使い過ぎの手首の痛みと考えずに、指疲労から全身へとつながっているのです。
だから、自力整体も手の部分だけ行うのではなく、全身疲労を改善しながら手首の疲労を取っていくのです。
整形外科では手根管症候群が全身疲労の一部であるということを知りませんので、手首の治療しかしません。 だから再発するのです。
十分に指疲労から来る全身の筋肉群をほぐして、疲労を取り去ってください。 必ず良くなります。
おそらく手根管症候群が治るころには、他の部分に生じていた不調も楽になっているはずです。
とりあえず、痛みの強い時は前腕部の筋肉群を膝で指圧してください。(写真)
この文章をお読みの方で、手根管症候群が回復した体験のある方は
ホームページに是非、その体験を書いてメールしてください。
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