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DATE : 2022.07.03
歪みとは「内臓保護体勢」だ
今日3回目の投稿であるが、どうしても書き残したいことがあったので書くことにした。
それは今日の投稿にもあった、食べることと自力整体との関係性についてである。
私の職業遍歴は、鍼灸師時代を経てヨガ断食時代、整体師時代、自力整体時代となっている。
鍼灸師時代は腰痛など痛みの患者さんを治療していたが、断食をすると鍼などしなくても自然に痛みが直るという体験をして、鍼灸師を捨ててヨガ断食へ入った。
さらにヨガでは歪みを直すことができないので、整体師として自力で整体できる方法を模索した。
そして自力整体と断食を併用して痛みを直していくという今の自力整体整食法になった。
ところが、「自力整体と整食法はペアでないと効果がない」ということを普及できていないのだ。
極論すれば、食べすぎて内臓疲労を起こして痛んでいるのを、整食法なしで自力整体だけで治りたいと考えること自体がおかしいということを言いたいのだが、ナビゲーターも生徒も自力整体で良くなると思い込んでいて、整食法はどうやら伝えにくいし、実践ができていないのが現状である。
今日の質問者も、「食べ過ぎて痛んでいる」ということを忘れて、「タンパク質が足りないからどうしよう」という方向へ考えている。 人間の歴史始まって以来の栄養豊富な時代に、「栄養不足恐怖症」だ。
食品業界もうまく大衆を洗脳して、商品を買わせる作戦が成功している。
私は痛みや不調で困っている人を診察するときに、立たせて前後左右の姿勢を診察する。
これはゆがみを診ているのだが、同時に「どの内臓が疲労しているのか」を診ている。
東洋医学では、身体のゆがみのことを「内臓保護体勢」と呼んで、おなかが痛い時におなかを押さえて前かがみになるように、内臓を保護するための無意識の姿勢こそがゆがみなのだと説く。
私はこれまで40数回の断食指導を行ってきた。 もちろん指導者も同じ断食をする。
そこでいつも感じたのが、断食前の姿勢診断では歪んでいるのがはっきりしている人が、断食が終わるころには姿勢が伸び伸びとして理想姿勢になっているのだ。
同時に悪姿勢による痛みや不調が消えている。
これは断食によって、内臓疲労が回復したので、「内臓保護体勢」をする必要がなくなったからである。
だから、私は断食道場を経営し、そこで自力整体を教えたら効果があるだろうと考える。
でも、断食をしなくても同じ効果がないかと考えたのが、おかゆ断食であり、フルーツ断食、そして「正午~18時までに食べ、それ以外は空腹で過ごす18時間断食」 なのだ。
これで私が整食「食事の時間を正午~18時までに限定する食べ方」をうるさいほど伝えているのがわかっただろう。 内臓疲労の為に身体が行っている「内臓保護体勢」を自力整体で無理やり真っすぐにしても、次の日には元に戻っているのが理解できるはずである。
これからは、「歪んでいる」というのではなく、「内臓保護体勢」をとっていると呼ぶといい。
内臓は口がきけないから、「内臓保護体勢」で本人につらさを訴えているのだ。
下の写真は、ヨガに入門して初めて断食合宿で断食指導をした時の記念写真。
向かって左の端っこであぐらをかいているのが私。(だと思う?)
この話は、続けて書いていこうね。
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