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DATE : 2022.07.17
今の自力整体をやると、涼しくなるわけ
今週、呼吸法のカリキュラムを教室で実行していて気づいたことは、前半の休憩前までは体温が上がり、汗が噴き出して来るのですが、後半からは不思議と涼しくなり終わる頃には肌寒いくらいに感じます。
このカリキュラムになってから、家ではクーラーも使っていないくらいです。
呼吸と経絡治療で、全身の気の流れが良くなり、身体の風通しが良くなっているような感じがします。
矢上 裕です。
良い所に気づいてくれました。 実はそれが狙いなのです。
ダイアリー読者の為に解説しましょう。
経絡というのを知らない人の為に説明します。
「生物には血管があってそこを血液が流れるのと同じように、目には見えないが経絡というのが血管のように人体には張り巡らされていて、そこを呼吸で得たエネルギーが流れている」
というのが、東洋医学の考え方なのです。そして経絡の詰まりを鍼や灸を使ってほぐしているのが鍼灸治療なのです。
経絡の存在は解剖しても見つからないので、西洋医学では存在を否定していますが、私は「在る」と信じています。
そしてパイプの詰まりを掃除するように、経絡の流れを良くすることを経絡治療と呼んでいます。
鍼灸で行っていた経絡治療を自力整体を使ってやっているということ。
さて、何故、「呼吸法と経絡治療で、風通しが良くなり涼しくなるか」という理屈ですが
経絡の中には「私たちが吸った大気のエネルギー」が流れているのです。
それも息を吸って、ただ吐くのではなく、吸った息を止めておなかを膨らませているときに、圧縮空気が空気入れとなって自転車のタイヤを膨らませるように、全身の経絡へ押し流されるのです。
ヨガでは、この息を止めることを「クンバカハ」といい、できたらこの息を止めているときに「身体をねじったり、揺すったり、肩を回したりして、全身の経絡へ吸った息を供給するのだ」という感じで行います。
これをクンバク体操といいます。
今は授業ではクンバク体操はやっていませんが、呼吸法に慣れてきたら教えます。
授業で呼吸法とともに、経絡をほぐしているのは、呼吸法で得たエネルギーを経絡の末端まで届けたいからです。すると体内が風通しの良い状態になり、夏でも涼しく乗り越えられるのです。
逆に、熱さに弱い人は筋肉の凝りによって経絡のあちこちで詰まりがあり、風が流れていないのです。
下の写真は、息を止めながら、腕を回してクンバク体操している写真です。
30歳ころ、ヨガの指導者をしていたころの私です。
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