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DATE : 2022.08.24
低血圧について
栃木県の〇〇です。
いつも勉強させていただき、お世話になりありがとうございます。
矢上先生に質問をさせていただきます。
最近、自力整体を始めた生徒の低血圧不調についてです。
生徒は、二十代前半の女性、痩せ型細身、筋肉はあまりありません。
学生時代は陸上長距離ランナーだったそうです。
低血圧は子ども頃からで、血圧は通常上が80から90代です。
主な不調は寝起きに時間が掛かる事、立ちくらみ、夏場でも手足の冷えがあり長袖を着用しています。 現在、仕事のシフトで深夜勤務をしており生活習慣は不規則、疲労もあり、毎週教室には来られません。 生徒曰く、血圧を上げる為に寝起きにコーヒーを飲むと調子が良くなるそうです。
低血圧が直接的な原因かは分かりませんが、
低血圧による不調とはどういう状態なのか、
日本人特有の血圧にとらわれているだけなのか等、
矢上先生のご意見をご指導のほどよろしくお願います。
矢上 裕です。
高血圧にしても低血圧にしても、それが高かろうが低かろうが、その人にとって今の身体を維持するために必要な数値であると 私は考えます。
だからどちらも病気の原因ではありません。 200であろうと、90であろうと、正常です。
学生時代長距離ランナーだったのですから、血圧に問題はありません。大丈夫です。
病気というより、陸上で立派な心臓を鍛え上げてきたのでしょう。
そもそも、日本人は数値病にかかっています。 血圧や血糖値、尿酸値その他です。
彼女もその一人で、「低血圧であれば朝が起きにくい」という暗示にかかっています。
最近は医学も進歩しており、「低血圧は病気ではない」と公表されてから、睡眠不足による朝の寝起きの不調を「私は低血圧のせい」にできなくなりました。 とてもいいことです。
ちなみに、私は90分の授業を終えて、教室の下の銭湯の待合で血圧を測るときがありました。
90くらいに下がっています。 それは授業で深い呼吸によって副交感神経が優位になることで、血圧アが下がったことと、 血液の流れが良くなり、低い血圧でも末端まで押し流すことができたから90になったのです。 血圧が低いことは病気ではなく、勲章なのだと思います。
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