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DATE : 2022.11.06
経絡痛について
手足の筋肉に張り巡らされている経絡は、内臓の調子を移す鏡である。
食べ過ぎなどで、内臓が過労すると手足の筋肉が突っ張って痛くなるのは、手足の筋肉の内臓反射である。 内臓疲労から起こる手足の経絡の痛みを2200年前の中国人が発見したのはすごいことである。
私は鍼灸師だった27歳の時に、これを学び、是非多くの人に「あなたの食べすぎによる内臓疲労から今の痛みが出ているのですよ」と伝えたくて、治療師から指導者へ転身した。
しかし、「食べすぎが身体の慢性痛を作る」と 言っても誰も信じてくれない。
年と共に、60を過ぎると、消化、吸収、排泄、解毒能力は低下する。
しかし、若い時と同じような食べ方をしている老人が何と多いことか
そして、食べすぎ痛を治してもらいに整形外科へ通っている人も多い。
私はこんな老人をまとめて断食道場に入れたい。 そうしたら痛みは3日で楽になるはず。
古い中国では、人間は水と塩と米、または穀物だけで十分に生きられる。とあるが、
年老いたら、そんな食べ方が常で、たまのお祝い事でごちそうを食べたらよい。と思う。
今の私はそういう生活だ。
さて、11月1日に福岡で行われた研修の最後の質疑応答で、こんな質問があった。
「左腕の耐えられない痛みで家事ができない。 どうしたらよいのか」 と
質問者を立たせてみて、正面、後面、側面の経絡の状態を診察すると、前面を通る胃経と手の親指がわの経絡に反応が見て取れた。
明らかに食べ過ぎによる経絡痛であることが判明した。 胃の疲れ過ぎである。
本人もそれは自覚していたようで、検査で脂肪肝があるとのこと。
私の答えは「今日から3日間 おかゆだけを食べなさい。 痛みは楽になるから」である。
そして 早速、それを実践し、昨日その結果をメールしてくれたのが以下の内容である。
「こんにちは、お世話になります。私は11月1日の日に先生の講演を受けさせて頂いた時に左腕の痛みについて質問をさせていただいた者です。
その時に先生は『3日間お粥を食べてみなさい。』とおっしゃいました。
ありがとうございます。
お粥を食べて胃を休めました。
すると、今日は痛みが軽くなり家事がこなせるようになりました。
お世話になりました。本当にありがとうございました」
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