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DATE : 2022.11.11
喘息と自力整体
矢上先生
いつもご指導ありがとうございます。
生徒さんの子どもさんが(といっても30歳近い)急性喘息になられ
喘息について調べると、「副交感神経が優位になると発作が出やすい」
とあったので夜の自力整体や呼吸法は良くないのでしょうか? と質問されました。
私はむしろしっかりした方がいいのではないかと思いますが、
夜にはせず昼間とか胸を広げる事や、肩甲骨動かす事などされたらどうでしょうと伝えたんです。
あとは「自分の体で試して様子を観てください」と伝えたんですが良かったでしょう?
私も調べてみると副交感神経が優位になると、気道が狭くなるだから夜発作が多いとあります。
私は副交感神経が優位になり、リラックスしたら呼吸しやすくなると思っていたので反対??
どーいうこと??混乱しています。
呼吸と交感神経副交感神経の仕組みを今一度教えて頂きたいです。
また喘息の方が夜に自力整体や呼吸法をしてもよいでしょうか?
矢上 裕です。 お答えします。
自力整体は自律神経のバランスを整えるのであり、決して副交感神経だけを優位にするわけではありません。 副交感神経が優位になりやすい喘息系の人が自力整体をやると、交感神経が強化され、喘息の発作が出なくなります。 是非やるべきであり、夜にやっても問題はありません。
喘息は副交感神経優位が原因ではありません。
胸郭が下がり、肋間が狭くなる喘息体型というものを、解消するため咳をすることで胸を拡げようとしているのです。 つまり、胸郭を持ち上げ肋間を拡げて、十分な呼吸がしやすい体型を自力整体で作り上げることが大切です。 そうすれば咳で胸郭をほぐす必要がなくなり発作が出なくなるのです。
恐ろしい思い込みですね。 呼吸法や自力整体は副交感神経だけを優位にするとの思い込みは。
自力整体は交感神経が優位になりがちな人には、副交感神経を高めてバランスを取り、副交感神経が優位になりがちな人は、交感神経を高めてバランスをとる。
要するに、日中働くときは交感神経優位で仕事を進め、夜間になると休息の副交感神経が疲労を回復するという両方ともが最高の仕事をするための自力整体なのです。
情報だけを信じて右往左往してはいけません。
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