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DATE : 2023.05.01
前回からの続き 太るためには、いかに飢えさせるかが大事。
中々太れないという質問者の「胃腸虚弱、体力がなく疲れやすい、自律神経が乱れやすい等、プチ不調の数々に体重をもう少し適正体重に近づけたい!とパーソナルトレーニングを受けたり、食事を変えてみたり、色んな方法で体質改善を試みました。
たんぱく質の量や食べる量を意識しても、無理な増量に胃腸を壊してしまうこともしばしば。
体重は増えても0.5kg程度です」 について考えてみましょう。
太れない理由は、
- 胃腸が弱く消化力、吸収力が本来体質的に弱く、内臓が下垂している。
- 眠りが浅く、睡眠中の成長ホルモンによる栄養の筋骨への定着がされない。
- 運動や活動などのアウトプットが少ない。 です。
1,に関して・・・文中にタンパク質の摂取とありましたが、胃腸の弱い人にとって肉などのタンパク質が一番消化に苦しみます。というのはタンパク質は分解してそれがエネルギーになるまでのプロセスが炭水化物に比べて複雑だからです。 タンパク質が少なくても米などの炭水化物だけで十分な筋肉や骨は付きますので、タンパク質の摂取から穀物と野菜を中心に食べるのが良いでしょう。
ちなみにマッチョ俳優のアーノルドシュワルツェネッガー氏は、完全なベジタリアンであの身体を維持しています。 私の場合は朝のおかゆが筋肉の維持に欠かせません。
朝粥は胃腸に優しいし、消化吸収が楽で、体水分率が増えます。
朝粥を止めると私は3キロくらい痩せてしまうほどです。
2,に関して・・・胃腸機能の弱い人は眠りも浅く、朝起きて食欲もないのに食べないといけないと思い込んで無理やり食べている人がいますが、これはますます胃腸虚弱になります。
睡眠中は内臓が回復する時間帯なので、空腹で寝てください。
朝は固形物よりも、睡眠中に失われた水分を補給し、同時に大腸へ集まっている老廃物を出す時間なので、固形物よりも薄い朝粥にしてください。
私は朝にお粥を多めに作って置き、夜遅い食事になるときはそのお粥だけ食べて寝ます。
すると内臓が休息できて、深い睡眠が得られます。
3に関して・・・痩せている人は「無理にでも食べなきゃという」強迫観念があります。 そして食べたくなくても食べています。 だから本当の食欲で食べているのか、義務で食べているのかがわからなくなっている。 これでは内臓疲労を生み、身体に対して虐待をしているようなものです。
エネルギーを消費しているからこそ、身体はエネルギーを補給し、血肉にするのであって、食べるよりも先にエネルギーをすっからかんにする方が大事なのです。
例えば、私は山登りをするときは、お弁当を持っていきません。
朝から上り夕方に下山するまでカメラと水以外を持っていかず、下山してお風呂に入って自力整体をして7時ごろにその日で初めての食事を摂ります。(下の写真は私ではありません)
もうエネルギーを使い果たしていますので、ペコペコですから本当においしい。
そして寝ている間に、しっかり吸収するので、次の日は筋肉骨格系が育っているのがわかります。
車のガソリンも少し減ったら給油するのではなく、スッカラカンになってから給油する方が車も長持ちするといいます。 それを見習ってください。
では、次号迄さようなら。
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