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DATE : 2023.06.22
自力整体ダイアリー講座 6 整体効果は前半の「脱力」で決まる。
全身が脱力してから初めて整体治療ができるので、自力整体にしても、私が直接触れてきた整体治療にしても、最も大事なのは生徒あるいは患者さんを脱力させることです。 私
が触れて脱力させる分には治療家のテクニックで簡単なのですが、自力整体の誘導で受講生を脱力させるのは、本当に骨が折れる作業です。
緊張は自覚できるものではありません。
脳が緊張していると、身体のどこかに力が抜けていない部分があるはずです。
そこで、私が取り入れたのが手のひら、手首のほぐしです。
前半の30分は、これを徹底し、前半が終わり仰向けで休憩に入りますが、この休憩中に脱力できているかどうかが、この後のタオルを使った仰向けの整体、タオルを使わないうつ伏せの整体がうまくいくかどうかが決まります。
この前半の後の休憩で、頭の中のおしゃべりが止まることができるかどうか です。
人の脳というものは、いつも頭の中でおしゃべりをしています。いわゆる雑念です。
見たり、聴いたりすると、その瞬間に無意識に、歯を食いしばったり、手のひらを握ったり、お腹に力を入れたり、息を止めたりしますので、身体のあちこちが固まるのです。
本人はそれに全く気付いていません。
武道家やアスリートは、この 「こぶしを握る、歯の食いしばり、お腹の緊張」の力みを嫌がります。
その為におなかの緊張を緩めるために下腹部丹田を膨らませます。
バスケのマイケルジョーダンのようにシュートの時に、歯の食いしばりを止めるためにベロを出したり、ウサイン・ボルトのようにこぶしを握らないように、手のひらを開きます。
自力整体はこの3大緊張、「こぶしを握る、歯の食いしばり、お腹の緊張」を解いているのです。
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