JOURNAL

お知らせ・日記・動画など

DATE : 2023.06.23

自力整体ダイアリー講座 9          私がやっている血圧のケア

 私は70歳ですが、同窓会へ行くと必ず血圧の薬の話になり、半数以上は降圧剤を飲んでいます。

私はといえば、毎日行く銭湯に置いてある血圧計で測定すると、上が110代、下が60代です。

130以下が正常値とされていますから、70という年齢にしては低いといえます。

何故、私がこの血圧を維持しているのか、その答えは「普段から呼吸が深くて長いから」です。

血圧に関しては、塩の摂り過ぎにより血液量が増加するからという理由ともう一つの理由が、自律神経の交感神経の興奮によるものです。

交感神経とは私たちが危険に陥った時に興奮し、血圧を上げて危険から逃れようとする神経ですが、

呼吸力が低下し、脳に酸素が行きわたらないと死にますので、交感神経が興奮して血圧を上げるのです。 これが呼吸性高血圧、または自律神経性高血圧といいます。

 私は呼吸が深くて長いので、脳に酸素が行きわたっているので血圧が低くても大丈夫です。

交感神経が興奮する必要がないのです。

 毎日測定していると、こんな私でもいきなり高くなる日があります。

それは便通が悪い時です。 よく脳梗塞、心筋梗塞を起こす人を調べると便秘の時に発作が来るといいますが、それは事実です。

60代までは女性の便秘が多いのですが、超えてからは男性が多くなり、女性を逆転しているという報告もあり、脳梗塞、心筋梗塞の最大の原因が便秘と言われています。気をつけたいものです。

 そして便通が悪くなる時は、睡眠が不足している時です。

だから、睡眠不足(男性に多い睡眠時無呼吸症候群が原因の場合が多い)から便秘になり、それで交感神経優位になり血圧が跳ね上がるという図式が成り立ちます。

日本の医療も、そこの所を改善せず、薬物治療だけを勧めるのはおかしいと思います。

130以上が高血圧と認定していますが、 130代は若い人を基準としているので、高齢になると血管が硬くなるので普通の血圧が170くらいまで基準値を下げるべきです。

 そうすれば、130から170迄の間で薬を飲まされている人は減ります。

製薬会社は痛手でしょうが、国民は製薬会社の為に生きているのではありません。

 さて、呼吸が深くて長い状態にするには、胸郭が上がり、広がっている姿勢が必要です。

特に腹筋の硬さが胸郭を下へ引っ張って、呼吸を妨げますので、日々おなかを膨らませて腹筋を柔らかくストレッチする必要があります。

昔の日本人は着物を着て、帯をしていましたから、帯が緩まないようにおなかを膨らませて腹圧で帯を内側から外へ押していました。 だから腹筋は柔らかく、呼吸も深かったように思います。

 私もおなかが大きく膨らむように訓練したおかげで、呼吸力は強くなりました。

「太って見えるから、おなかを膨らませるのは嫌だ」と思わずに、いつでもどこでもできるので、お腹を時々膨らませて、腹筋の凝りをストレッチしましょう。

これをやると、肩や首が脱力して脳がはっきりしてきます。 このおなかを膨らませて腹筋をストレッチすることを、丹田に力を込めるといいます。

 

by 矢上 裕

OTHER POSTS

その他の最新記事