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DATE : 2024.04.23

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女性の為の自力整体講座 4 むくみと冷え性

こんな女性がいました。(この本では私の過去の治療例を元に解説していますが、現在私は治療は行っておらず、全て自力整体指導のみを行っています)

 何度治療しても生理痛やPMSが良くならないのです。治療後は楽になるのですがすぐに戻ってしまう。その方はカエル足運動で私が足首を持って、膝を持ち上げる動作をするのですが、足が氷のように冷たいのです。(診察の時は本人が膝を上げるのではなく、治療師の私が足首を持ってゆっくりと膝を脇の方に持ちあがていきます。すると骨盤の開いている側が上がりやすいのでわかりやすいのです)

そして、多くの人の足首に触れているとこんなことが分かりました。冷えている人は足首の周辺のむくみがひどく、そのむくみの水が冷えているのです。そしてそのむくみを身体から抜かないと、整体治療をしても、靴下の重ね履きをしても、カイロで外から温めても温かくはなりません。このむくみを東洋医学では水毒と言い、単に冷えるだけでなく、身体に水の溜まる部分によって色々な症状が出ます。例えば

1,眼球がむくむと近視に 2,内耳がむくむとめまいに、頭部がむくむと雨降り頭痛に、歯ぐきがむくむと歯痛に、鼻の周囲がむくむと花粉症、アレルギー性鼻炎に、皮下がむくむとアトピー性皮膚炎や湿疹、乾燥肌に、気管支や肺がむくむと喘息に、胃がむくむと食欲不振や胃痛に、腸がむくむと下痢や便秘に、足がむくむとひざ痛に  まだありますが、この体内に増えすぎる余剰水分を出し切らないと冷えは取れません。

特に日本という国土は湿気が多く、太陽熱による皮膚からの水分蒸発が少なく、体内に水が残りやすいこともむくみと冷えが多い原因でもあります。例えば日本で近視だった人が、アメリカのカリフォルニアに旅行した時、そこは乾燥地帯なので身体から水が蒸発したことで眼球のむくみが取れて眼球が引き締まることで近視が治ってしまったという体験者の話しを聞いたことがあります。もちろん日本の空港に降り立ってしばらくすると近視は戻ったそうです。

このむくみと冷えの原因には2つあります。

筋肉を動かす機会が少ないとむくみと冷えになります。そして食べ物によっても身体の熱になる食べ物と、むくみと冷えになる食べ物があり、むくみと冷えになるものばかりを好んで食べている人が多くいるのです。

過去にむくみと冷えでマクロビオティックで改善した女性が以下のような生活を報告してくれました。

「私は中学の頃からパンとコーヒーが大好きで、10代〜30代は、飲み物はコーヒーしか飲まないし、

食事は3食、パン、時々サラダ、お菓子でお腹を満たす、みたいな生活をしていました。(無知って怖いですね)

 そして、30代で5回の流産、40歳でリウマチを患うという壁にぶち当たり、やっと食を見直す事に目覚めた次第です。

マクロビオティックを学び実践。学んで愕然としました。

 20数年コーヒーとパンを食べ続け、身体を冷蔵庫にしてしまっていた私は、お腹の子供を凍死させ、自分で自分を壊す病を引き起こしてしまった。患わなかったら、気付けない自分の悪食でした。

 あれから20年、身体に優しい食事を心がけて来ました。

玄米と雑穀のご飯、味噌汁が基本。調味料に気をつけ、梅、味噌、漬物は手作りしています」

 もう一人の報告は、

「私は20代 流産2回により体温や体の冷えを指摘され、歪みもあり、自力整体教室に母親と通う;同時に食べ方をマクロビオティックに変えました。

後に2度の出産ができました。今では自力整体のおかげでひどかった生理痛もなくなりました。

現在46歳。人生の半分 自力整体をしております。冷えていた20代から体温が37度になっています。

 では、マクロビオティックとは何か、次回解説します。

by 矢上 裕

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