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DATE : 2024.04.25
425-女性の為の自力整体講座6 ヨガ合宿の思い出
1980年から88年まで、私は自力整体の組み立てや教室指導を学びたいと思い、鍼灸院を閉じてヨガの世界に飛び込みました。
私が入ったヨガの団体は沖ヨガの関西支部で大槻ヨガといい、関西一円に約2千人の受講者を持つ大きな団体で、関西以外にも東京、名古屋、愛媛に支部があり、年に3回受講生に呼び掛けて1週間から10日の合宿を行っていました。一番多い時で300人を超える受講者がおり、私もスタッフの一員として参加しました。
合宿は受講者の希望により、全身を痩せたい人、下半身だけを痩せたい人、近視を治したい人、体力を強化したい人、ゆっくりマイペースでやりたい人、子供コース、そして断食をするグループに分かれており、私は毎回合宿のたびに断食担当でした。下の写真が1988年の合宿の全体写真です。
ヨガに入門した当時、私は78キロの体重があり、お酒が好きでしたので明らかに水太りでした。そのために眼球もむくんでいたため、遠くのものに焦点が合わないぼやける近視になっていましたが、最初の断食合宿で体重が、(というよりお酒でため込んだ余剰水分)が8キロも排出され、身体とともに眼球も引き締まり、当時0.1だった視力が2.0まで回復してしまったのです。同時に足を引きづるくらいに痛かった腰痛、坐骨神経痛も治ってしまいました。今でも2.0は保っています。 この事から私のこの近視直しの体験を生かして、指導員になってからば毎年お正月、ゴールデンウイーク、お盆休みに行われる3回の合宿では視力回復担当指導員として9年間で約千人の視力回復のお手伝いをさせていただく機会に恵まれたのです。下の写真は私が担当した視力回復班の受講者と私です。
今回何故この話を書いたかというと、メガネやコンタクトを外して合宿に参加していた女性たちは、「全員が合宿中に生理になったが、いつものような痛みや不快感がない。とか生理前のPMSが出ない」と言っていたことです。メガネやコンタクトをしたままで近視は良くなりませんから、合宿所に着いたらすぐにそれらを外し、見えなくても裸眼で過ごすというやり方が生理痛やPMSに効果があったのは確かです。また断食をしていますので、老廃水分がどんどん抜けていきます。 すると体温はどんどん上がり、生理前の骨盤が開いていくときに障害なくスムースに開いていきますから生理痛やPMSが出ないというわけです。
私の以前の職業である鍼灸では、生理痛やPMSの人には眼球の上眼窩の指圧を行いますが、これをやると不思議と生理痛やPMSが楽になり喜ばれますが、(写真下)
その理由は、東洋医学の経絡理論にあります。下の写真のように全身は経絡というエネルギーの流れるパイプでつながっており、目と仙腸関節は膀胱経という経絡でつながっているので、目をほぐしたら仙腸関節、いわゆる骨盤の筋肉群も同時にほぐれるので生理痛やPMSも楽になる。
これと同じことが合宿中の女性たちは、メガネやコンタクトで締め続けていた目を、解放したことで骨盤の開閉筋群がゆるんで生理痛やPMSの改善につながったということなのです。
ですから、目のケアなしに生理痛やPMS、不妊、難産、産後の不調、更年期障害、老年の足腰痛の改善はできないというのが私の結論です。
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