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DATE : 2019.12.24

日本人の「みんな教」について。

日本人の「みんな教」について。

 「みんながあなたのことを、こう言っていますよ」
と言われたことがある。
私は思わず「みんなって名前で言ってよ」と答えると
相手は「みんなって、みんなよ」という。

 私たちの心の中に「みんなが言っている、みんながそうしている、だからあなたもそうすべき」という「みんな教」がある。
 日本は神道や仏教があるというのは嘘で
日本人が信じているのは「みんな教、世間教、権威教」である。

 私は「みんな教」が嫌いだ。

 ほとんどの日本国民は、健康への答えを外の誰かの発言を
 探しに行くし、答えは一つだと考える。

 私は違う。
 答えは自分が知っていると考えるし、
 自分のとって良い答えが他人にとって良いとは限らない
 と考える。他者の意見は参考程度にする。

 自分の中に答えがあると信じて、自分を振り返る「自力頭の人」
 スマホで探索して他者の答えを探しに行く
「他力頭の人」がいて、ほとんどの日本人が「他力頭」なのだ。

 「みんながやるから、私もやる」
 というのでは、自由な国にいながら、
「みんな教」に支配された 不自由な生き方になっている。
 学校のいじめも、「みんな教」から外れた人がいじめられる。

 外国人が日本人を皮肉ったジョークがある。

 外国航路の船が遭難しそうになった。
 そこで船長は乗っている男性全員にマイクで呼びかけ、
 海に飛び込ませた。
〇 「ヒーローは飛び込め」というとアメリカ人が飛び込んだ。
〇 「船長命令だ」と言うとドイツ人が。
〇 「女にモテるぞ」というと言うとイタリア人が
〇 「紳士は飛び込め」と言うとイギリス人が飛び込んだという。
 
さて、日本人を飛び込ませるには どう言ったか

 「みんな 飛び込んでるぞ」
 すると日本人が一斉に飛び込んだ。

 情けない話ではないか。

  「みんなの答えが正しい、みんなの行く方向へ私も行く」
 という考えをやめないと、日本人はいつまでたっても
  自立した大人になれない。

by 矢上 裕

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