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DATE : 2019.12.04

整体の知恵は、人生に生きる知恵 無知は損。

先日西宮教室のトイレで、私と同じくらいの年の男性生徒が
「おしっこのキレが悪くて排尿に時間がかかる」
 と話していたので、こうアドバイスした。

「おしっこするときに左足に重心をかけてごらん」と。
 その後トイレから出てきた彼ば 私を見て
 嬉しそうな納得した顔でOKサインをした。

 排尿だけでなく排便も洋式便器なら、
 左のお尻に重心をかけるとうまく出る。

 それだけでなく、喘息で苦しいとき、動悸がするとき、
 胃が痛いとき、腕が上がらないとき、イライラするときなど、
 左足に重心をかけると人間は落ち着いてしまう。

 それは何故なのか、
 これは私の仮説なのだが、心臓の中心が私たちの身体の軸だから、少し左に体重をかけると軸が決まるので楽になる。
のではないか ということだ。

 赤ちゃんを抱くときもそうだ。
 胎児の腕は心臓を守るように曲げ、
 足はおなかの方に曲げている。
 腕や足を伸ばした姿勢にさせて抱くと必ず泣くはず。
 怖いんだ。
 抱くときは胎児の時の姿にすると泣かない。

 身体のことがわかると、思春期の女の子の気性が激しやすくなるのもわかるよ。
 生理前になると右の仙腸関節が開くので、
 骨盤が左にねじれ便秘になる。
 すると身体がねじれるのでイライラする。
 過敏になり、言い方は過剰になり、極端な発想になる。
 しかし、月経になると同時に左の仙腸関節が開くので
 ねじれが正され、下痢になり、気性も落ち着いてくる。

 こんな身体の原理がわかっていると、子育ても楽だな。 
 
 こんな整体の知恵 知らないのは損だと思う。

by 矢上 裕

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