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DATE : 2019.10.24

自力整体の海外への普及

1999年10月、今からちょうど20年前
私の第一作目の著作「自力整体、足腰の痛みを取る」
 が発刊された。
 それが20万部というベストセラーとなり、
 多くの人がナビゲーターになりたいと研修を始めた。

 メジャーになった、日の目を見たと思い嬉しかった。

 その次の本「CD付、自力整体の実際」の中にこう書いてある。

 「日本には日本人向けのボディーワークがない。
 インドからヨガ、
 アメリカからエアロビクス、
 中国から太極拳など  体格が違う国から輸入した
 ボディーワークが日本人に合うわけがない。
 だから私は日本人の身体に合わせた自力整体を作ったのだ」と

 何とも偉そうな事を書いたもんだ。

 今 娘はイギリスとイスラエルにいる。
 自力整体のワークショップを終え、写真を送ってきた。
 どちらも盛況で定員満員、参加者全員の笑顔の写真。

 それを見て思った。
 
「なんだ、俺だって娘を使って、体格の違う人々に自力整体を売り 込んでいるじゃないか」と。

 娘長女は、18で服飾デザイナーを目指して
 ニューヨークの学校に行き、
 卒業後はダンスによる癒しダンスセラピーを学ぶために
 イギリスに行ったが、
 セラピーの先に自力整体にたどり着いた。

 世間という教師から色々と学んだようでたくましいわ。

 日本では、気を使って質問しないところも、
 少しでも矛盾があれば、バシバシ追求する
 西洋的な態度がこの仕事に向くかも。

 私たちの仕事は質問され、それに答えるのが仕事。
 娘も多くの質問攻めにあっていると思うが、
 この緊張感が学習意欲を育てるのだ。

by 矢上 裕

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