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DATE : 2020.07.19
鍼灸治療の目的
鍼灸治療の本来の目的は、身体を巡るエネルギーの調整である。
この考えが、今でも私の根本的な自力整体の創作の柱だ。
具体的に言うと、私たちの身体には血管と同じように、エネルギーが流れている経路があり、それを経絡というが、その経絡には内臓へエネルギーを送る経絡と筋肉へ送る経絡がある。
そして鍼灸師は、脈やおなかを診察し、また経絡に触れて診察し、どの経絡がエネルギー過剰で凝っているのか、逆にどの経絡がエネルギー不足で凹んでいるのかを診る。
そしてエネルギー過剰な筋肉から針でエネルギーを抜き取って排除する。
エネルギー不足の経絡には、針でエネルギーを注入する。という治療をする。
これは専門用語で、「虚実補瀉」「虚を補い、実を瀉す」という。
これを自力整体では、強く硬く力んでいる筋肉を脱力してほぐすことを実を瀉すと考える。 弱くゆるんでいる筋肉を鍛えることを、虚を補うという。
そして硬い筋肉をゆるめるには、そこへ集中するのではなく、緩んでいる筋肉に力を入れさせると、自動的に力んで硬くなった筋肉がゆるむのだ。
今はこの原理を応用して、弱くなった抗重力筋を鍛えることで、硬くなった部分をゆるませる方向へのカリキュラムになっている。
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