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DATE : 2020.08.04

肩の痛みの治し方

 抗重力筋とは、ジャンプする筋肉であり、胸郭を持ち上げ、脊椎の隙間を拡げる体幹の筋肉だ。 

 最近は抗重力筋を鍛えるために、タオルを持って万歳しながらつま先立ちでバランスを取るという実技をやるが、これが肩の痛みを取るのに有効である。

 それは何故か、五十肩などの加齢による肩の痛みの原因が胸郭の下垂だからだ。胸郭が下垂すると、それを持ち上げようと肩に力が入り、それが慢性化したのが五十肩、最近では肩関節周囲炎とか、石灰沈着だとか言って手術をしたり、麻酔を打ったりするが、全く効果はない。

だって、胸郭が下垂しているのを直しているわけではないから。

基本的に胸郭が下垂する五十肩の原因は、座り過ぎが多い。

立って抗重力筋であるふくらはぎを使わず、衰えさせているからだ。
そんな時に、輪っかタオルでひざを縛って、手でタオルを持ち上げ、さらに万歳してつま先立ちになると、胸郭が持ち上がる。その持ち上がった分だけ上に上げると痛かった方が楽になるという原理である。実際に楽になった人の感想を二人分紹介する。

 つま先立ちでバンザイすると腕、肩の痛みも軽くなりました。

 研修の中であった抗重力筋のチェックの動作、つま先立ちで両手を持ち上げる動作をしてみたところ、ここしばらく痛かった右肩の痛みがとれたのにはびっくり。

矢上先生が話されていた「肩の痛みはつま先立ちで治す」

本当にその通りだと実感しました。

 写真はタオルを使っているが、タオルがない場合はつま先立ちしながら

 手を組んで万歳をすれば良い。(10秒ほど)

 

by 矢上予防医学研究所

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