自力整体の実技をしている時間より、パソコン仕事の時間の方が長い。

　教室はむしろパソコン仕事で生じる、身体のコリをほぐす時間だ。

　特にノートパソコンだと、下を向くので頭を支えるために首が凝るので、　　　私は自分の目線の30㎝上方にパソコンを置いている。

　つまり30㎝は見上げながら、このぶん文章も書いているわけ。

　すると後頭部はずっと椅子にくっついたままだし、首が楽。

　パソコン仕事ではなく、宛名を書いたりするときは立ってやる。

　足の指で立って、かかとを上下させながら仕事をしている。

　　人間の脳って面白いもので、事務仕事の時は立ってやる方が向いている。

　しかし、このようなブログを考えながら書いている時は、座る方が良い。

　立って書くとアイデアが湧かないのだ。

　だから考えなくてもできる作業は立ってやり、じっくり考える作業は座る。

　この立ち作業と座り作業を交互にやると、結構な運動量になる。

　そして通信の新規申込者へ宛名を書いて郵送するのだが、これも書いたらすぐにポストに入れに行く。これで、座る、立つ、歩くという運動になる。

　一か月平均通信の新規申し込み者が200人いるので、毎日宛名を書いてポストへ歩いていく。この作業がとても好きなのである。

　というのは、自力整体が好きです。というラブレターをもらうわけだ。そして私はその返事を出しにポストに歩いている。そんな感じがとてもいい。

　私は生涯に一度だけ、高校時代にバスの中でラブレターをもらったことがあるし、自分も一度だけ書いて渡したことがあるが、こんなときめくことはない。

　そのときめきを通信に込めて書いている。通信は私からラブレターなのだ。

　　「今時郵送より、経費節減の為にメルマガ配信だよ」という人もいるが、私はやはり郵送が好きである。

　一人一人宛名を書くという作業をしながら、「この人はどんな顔で、どんな年齢で、どんな生活で、そしてどんな自力整体ファンなのだろうか」と想像しながら通信を封筒に入れて、それを抱きかかえながらポストに向かう。

　この作業そのものに、喜びを感じるのである。

　

　　

by 矢上予防医学研究所