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DATE : 2020.09.25
自力整体の変遷
ふと、昔の自分の本を読んでみた。
自力整体の流れも体操的で、誰もが取り組みやすい。
私も若いので、ダイナミックな動きもある。
最近の自力整体は、私も年をいったせいか、ちょっと地味である。
枯れてきたというか、体操的な気持ちよさや楽しさが少なく、呼吸などを入れて瞑想的な内観的なものが多い。
以前の自力整体を教えてくださいという声もあるし、前のが好きだという人もあるが、今の私には「今の私の身体が要求している自力整体」が好きなので、「過去の私が好きだった自力整体」はやりたくない。
だから自分で書いた本を読んだことがない。あれはその時の自分から生まれた文章だから、今は違う自分だから読んでも仕方がないと思っているし、読むと過去の未熟さに赤面するので読まないのである。
これって、教師や指導者としては向いていないと自覚している。
黙々と一人の部屋で、今の自分と向き合い、今の自分の身体が「これは最高の自力整体だ」と評価してくれる自力整体をひたすら試行錯誤している。
だから、私は「私の研究作業場に、見学に来る人」が生徒なのである。
教師と生徒という圧力がない、「今の作業場見学」として学んで欲しい。
「私はこの自力整体が今最高やと思うけど、どや やってみるか 試してみるか できたら感想を聞かせてよ」次の制作の参考にするから。
だから私にとって、最高の楽しみは「受講後の感想」を読みながら
「なるほど、そう感じたか」と思いながら、一杯やることである。
精魂込めて理想の形をこねている、パン職人と同じ仕事だな。
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