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DATE : 2021.01.11
プラティヤーハラの練習
矢上先生、本年もご指導宜しくお願い致します。
令和3年初めてのレポートを送らせていただきます。
昨年朝食抜きで高血圧が改善された方のお話を拝読した後に、夏に行った血液検査の結果を真面目に見て驚きました。
加齢と共に少しずつ上昇していたコレステロールと中性脂肪がいつの間にか昨年激減していました。
これも朝食抜きの食生活の成果なのかなと驚くばかりでした。
9月から「足指ぞうり」を仕事場で履いています。 浮指に近い状態だったのですが、少しずつ力が入るようになり、踏みしめて足指の第一関節が曲がるようになりました。
元々体温が35.5度程だったのが、自力整体をし始めてから徐々に上昇し、現在はお陰様で冬季でも36.5度程になりました。 就寝時に手足がポカポカして、この寒波でも少しお布団から出さないと暑くなります。 勿論部屋に暖房は付けず、寝具も薄手です。という状態で、お陰様で10月迄の体調は万全でした。
ところが11月から、体調が一変し、整体教室をするんだという気合だけで持たしている状態です。
原因は、自宅裏の市場(1m少しの通路がある距離)の解体工事が始まり、朝8時~夕方5時まで(祭日も)地震の様に揺れ続け、元々前庭神経を切っている私は工事を行っていない就寝中でも眩暈の様に頭の中が揺れている感じが続き、首から肩も固くなり寝返りする度にけポキッとなります。
そんな状態が半月も続くと睡眠不足も極致になり、家内で倒れる・ぶつかる・転ぶで顔面が腫れたり、大きな内出血ができたりで体がガタガタです。 家の後ろ(1m程)と前(20m程)で45m高さのマンション工事が同時に始まり、双方ともに3~4年続くようです。
就寝前に整体をしたり、腹式呼吸をしたり、食事や飲み物を工夫したりして、体調はシーソー状態です。
この就寝中の眩暈の様な状態は、どう対処すれば良いでしょうか?
酷い時は、就寝時に乗り物酔いのお薬を服用する程ですが、お薬はあまり用いたくありません。
対処方法を何かご教示いただければ幸いです。
回答・・・これは自力整体ではなく、私が若いころ27歳から35歳まで修業していたヨガの話をしましょう。
本来ヨガというのは瞑想の事を指すのであって、ヨガのポーズは瞑想がしやすい足腰を作るためのもので準備体操に過ぎません。 真の瞑想ができるようにするために、感覚制御、ヨガの言葉ではプラティヤーハラと言いますが、この訓練があります。
それはどんなに外の世界がうるさくても、自分の感覚器官を閉じて、自分の心が動かされないようにする訓練です。
この訓練をして、これがクリアできなければ瞑想の段階へ進めないからです。
例えば、道路工事の削岩機の音がしているすぐ横で瞑想したりして、耳や目や振動などの騒音をシャットアウトして、平常心でいるという訓練です。
おかげさまで、私は20代で、プラティヤーハラができるようになりました。
今コロナなどの外部世界が騒がしいですが、私の心の中は平和そのもので常に安らいでいます。
あなたに必要なのは、このプラティヤーハラでしょう。
良い訓練だと思って、工事が一番うるさいときに ゆったりと座って瞑想し、音や不快な振動を自分の感覚器官をシャットアウトして自分の中に入れない訓練をしてみてはいかがでしょうか?
要するに騒音を不快に思いながら生きるのではなく、逃げることもなく、全て笑顔で受け止めるのです。
「笑顔で受け止めながら、自分の中には受け入れない」、これができたらプラティヤーハラの卒業者です。
これができると、後々の人間関係が楽ですよ。
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