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DATE : 2021.03.08
膝の痛みの質問に答える
1つ質問があります。
内股、エックス脚の人は母指球に体重がかかるので外反母趾になる、小指側に体重をとのことでした。
いつも靴のかかとの外側がすり減る小指体重の方やO脚の人にも同じように誘導していいのでしょうか?
いろいろ試したり、今までの生徒さんの様子も考えてみました。
膝しばりでかかとトントンする際に、親指側に意識を持っていくと内転筋に力が入り、膝がくっつきやすくなります。
膝の外側が痛かった人が改善し、しっかり立てるようになっています。
親指の力がついてきたためかと考えていました。
教えていただきたいです。
お答えします。 あなたのおっしゃることは正しいです。
本来「ひざ縛り、かかと上下運動」は あなたのおっしゃるような「O脚気味で小指側に体重がかかっている人、靴のかかとの外側が減る人」へ、親指側へ重心変更する為に作られたものです。
だからあなたの生徒さんのひざの外側の痛みの人は良くなるはずです。
これは親指の力が着いたのではなく、重心が外から内へ移動したのです。
ところが、O脚と反対のX脚の人はひざ縛りをすると、ひざがくっ付きすぎてひざがこすれて痛い。
だから「ゆるく結んでやるように、そして親指側重心を小指側に移動させるべく動かしてください」と指導しています。
というより、本来「O脚小指側重心」の矯正の為にあるひざ縛りですから、「X脚親指重心」の人はしない方が良く
内股矯正である、しこ立ちの一連をやったほうがいいです。
基本膝の痛みというのは、O脚親指重心の人は足の外側の腸脛靭帯が引き延ばされるので、ひざの外側が痛みます。
マラソンランナーなどは、外側が痛いといいます。
X脚親指重心の人は、ひざの内側の内転筋が引き延ばされて、ひざの内側の痛みとなります。
ということは、膝の痛みは重心の狂いから生じるので、しこ立ちで親指重心の人は小指側へ
ひざ縛りで小指側重心の人は親指重心へと矯正しているわけです。
結果的に、膝の痛みの人は、足裏にかかる重心線が、スケートのエッジの部分、人差し指からかかとを結んだ線上になると痛みはなくなりますので、割り箸を床に置いてその上に裸足を載せて人差し指ラインで割り箸を踏んでください。
その感覚を忘れずに立つのです。 これを意識するだけで膝の痛みは解消していきます。
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