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DATE : 2022.02.07
指導は手加減しないこと
ナビ研修での気づきの報告に、皆さんにも心当たりがあるのではないかと思い、シェアします。
受講生の気づき
今回の研修で一番心に残ったのは、相手に合わせようとしない。
プログラムのメニューをきちんと行うということです。
私の教室の最高齢は88歳の方です。
この方は、会場の準備で、机といすをたたんで片づける仕事を毎回手伝ってくださいます。
そのために早く来られて、ひとりでも作業されるので、心配になって私も早く準備に行きます。
腰は曲がっておられて、以前は床に座って足指に手を伸ばすと転がってしまい、届かなかったのですが、
最近は足指ほぐしを自分の手で できるようになっておられます。
以前は彼女がいるので、足指を手でほぐすプログラムはやめるか短い時間にしていました。
でも立ち姿勢を整えるのに足指が大事と思い、椅子に座って足指ほぐしを毎回することにしました。
今では床に座っても足指が持てるようになっています。
「出来ない動きがあったとき、どうやってできるようにするか」を一緒に工夫することが大切だなと感じます。
生徒さんから「これはできない」といわれたとき、ナビゲーターがその動きをやめたり、変更したりしてしまうのは私の問題だと思いました。
「出来ないことにどう対応するかは生徒さんの課題」で、私がその課題をひっこめるのは、
「あなたはできなくてよい」というメッセージになります。
それを心がけて、きちんとした内容の自力整体を届けます。
矢上 裕です。 多くのナビゲーターが心当たりがあるでしょう?
食事を例にとってみましょう。
同窓会で出すメニュー を決める時に、誰か一人がシイタケが嫌いだとします。
幹事はそれを聞いて、メニューからシイタケ料理を外しますか?
一人の生徒ができないからといって、カリキュラムからはずすのは それと同じことなのです。
私の教室の月曜お昼は、80代が多くいます。
それでも強化運動は、私がちょうどよい回数と時間をやります。
きつければ本人が力を抜いて調整すればよいのです。
強化運動はある程度自分の限界までやらないと、筋肉量増大運動にはなりません。
つらさの手前で止めていれば、今の筋肉量を維持するどころか、減少してしまいます。
でも、決めるのは本人です。
衰えていく一方の高齢者の筋肉、現状維持でも難しいのです
頑張らせる必要はありません。
私は何とか楽しく工夫して、筋肉量を減らさないように指導しています。
今日の筋肉量増大運動は、膝にタオルをひっかけてのスクワットを2分間やりました。(写真下)
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