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DATE : 2022.02.10

筋トレの効果 一酸化窒素

  昨日は30分かけて主要な筋肉の筋トレを行ったので、朝起きた時は筋肉痛になっていた。

その内容は

仰向けで、

 片膝を抱き、片足を床すれすれに伸ばす、片方ずつの腸腰筋強化10回

 片足を天井に伸ばし膝裏に手を添え、反対の足で床を蹴ってお尻を上げる大殿筋強化10回

 タオルを腰と膝にクロスしてひっかけてお尻を持ち上げる大殿筋強化10回

 タオルを足にひっかけてがっせき状態で上下する両腸腰筋強化1分間

 がっせきで足を床すれすれに持ち上げ左右にゆする 腰方形筋強化1分間

 そのまま膝を胸に引き付けて左右にねじる腹横筋強化1分間

 膝立ちで足首にタオルをひっかけ、クロスして指にひっかけ、胸を持ち上げる背筋強化1分間

 立ち姿勢で、ひざ縛り前後運動1分間

 ひざ縛りかかと上下運動1分間

 腰にタオルを当てて、腹筋に力を入れて腰でタオルを押す反り腰直し1分間

 タオルを手で破るように横に押し込んで、肩甲骨を寄せる腕の強化1分間

 タオルを二重にして膝にひっかけてやるスクワット2分間

私も若いころは筋トレをあまり重要視していなかった。

というのは、歪んだ身体で筋トレをしても筋肉は育たず、逆に筋トレをしなくても身体を左右対称に整体すれば筋トレ以上の力がつくからだ。

ところが、最近の研究では筋トレは筋肉を強く太くする効果以上に、筋肉内の血管の内側にある細胞から一酸化窒素を分泌させるという効果が実証されたのだ。

この一酸化窒素の作用はすごいものがある。

一つは、血管を柔らかくして動脈硬化を防いでくれること。 脳梗塞、心筋梗塞の予防になる。

二つは、高齢者はあちこちが痛むが、これはあちこちで炎症が起きているからなのだが、その炎症を防いでくれるのが一酸化窒素である。 これが老人性の「あちこち痛い病」を止めてくれる。

三つめは、身体のさび付き、いわゆる酸化を防ぐので、老化防止になること。

四つ目が、末端の血管を広げてくれるので血圧が正常になる。 降圧剤が不要になる。

五つ目が、神経伝達の強化である。 これは高齢者の反射神経の衰えを防ぐ

最後が  免疫力の強化である。 コロナに強い身体になるわけだ。

これだけの恩恵があるので、やらない手はない。それもバーベルやスクワットといった器具を使わないで、90分の1時間は 固まった身体をほぐして、左右対称の骨格作りをした後に、30分の筋トレを輪っかタオルを利用してすれば、自力整体の矯正効果だけでなく、一酸化窒素効果も期待できる。

さらに背骨を支える筋力を強化するので、脊柱間狭窄症にならずに生涯を全うできる。

NOを増加させることによって四肢への血流量が増え、筋肉に酸素が供給され老廃物も素早く代謝されると考えられています。

この発見でノーベル医学生理学賞を得た ルイス・Jイグナロ博士に感謝である。

イグナロ博士は、狭心症の薬であるニトログリセリンに着目し、そこに含まれる一酸化窒素の血管拡張作用を発見したという。

また、男性の勃起薬、バイアグラも、この一酸化窒素の血管拡張作用を利用して作られているという。

by 矢上 裕

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