男のダイエット

長年断食指導や自身の断食を行ってきて、男女で痩せ方が違うということがわかった。

今回は男性のダイエット、痩せ方について述べてみる。

男性が太るのは主に「おなか」　「内臓脂肪」である。

これは男性ホルモンが関係している。　女性に内臓脂肪があまりないのは女性ホルモンのせいで、妊娠の邪魔になるからだ。

男性の内臓脂肪は、何日も食べずに狩りに行くためのお弁当である。

だから内臓脂肪を落とすには、空腹で運動するに限る。

断食をするとわかるが、４日目ぐらいから内臓脂肪が溶け出してエネルギーとなってくれる。

だから、内臓脂肪が使われるまでの４日間は、とても空腹でつらいが、４日目になると一気に食べなくても空腹感がなくなり、快調になる。

　そのまま続けていくと２０日くらいは内臓脂肪の燃料で活動できるが、２０日を過ぎると筋肉を燃料として使うので、断食は中止した方が良い。

私がヨガ時代に年に３回の合宿で断食を担当したのは、断食に強いからであった。

それは内臓脂肪が蓄積しやすい体質、つまり男性ホルモンが多かったといえる。

蓄えてある内臓脂肪のおかげで、断食１０日くらいは平気なのだ。

今でもウエストは８０センチくらいだが、内臓脂肪は１５で、危険ゾーンだとインナースキャンに警告が出るくらい多い。

皮下脂肪はほとんどない。

内臓脂肪を落とすには運動と減食が普通だが、私は内臓脂肪は健康な人ならあった方が良いと考える。必要があって蓄えている貯金を無理やり引き出す必要はないだろう。

しっかり食物繊維を取って、不要な内臓脂肪を大便から出せるようにすれば良いのだ。

だから、私の主食は食物繊維のたっぷり入った　下の写真のような全粒ライ麦パンにしている。

また最近日清のカップヌードルも、たんぱく質15g　糖質50％オフ、食物繊維１日分入り　274Kcal

というダイエットしながら排便を促進し、タンパク質で筋肉を増やすのに最適な商品が出ている。

男性は炭水化物が好きなので、それを少なくタンパク質を多めにとって筋肉を増大させた方がいい。

これらの食材はお勧めである。　

とにかく排泄力が強く一日４～５回の排泄があるので、ウエストが細くなる。

by 矢上 裕