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DATE : 2022.05.06
ホメオスタシスについて
ホメオスタシスという言葉を知っているだろうか?
日本語では恒常性維持機能と書く。
これはダイエットの最大の障害となるので、覚えておいて欲しい。
恒常性維持機能は、身体に何らかの変化があると、身体がそれを察知して変化を阻もう、元の状態に戻そうという仕組みのことである。
例えば
- 寒い場所に来たときに、身体を震わせて筋肉が熱を作ろうとする働き
- 暑い時に汗をかいて、体温を一定に保とうとする働き
- 断食などで食べ物が少なくなった時、少ないカロリーでも生きていく働き(省エネ)
- 激しい運動をしてエネルギーを消費した時、次に食べるときに内臓脂肪として蓄えようとする働き
- 激しいストレスで混乱した時、睡眠中にストレスホルモンを除去してくれる働き。
- どんな悲しみも、時が経てば忘れるか、薄くなる働き。
- 腐敗したものを食べた時、嘔吐や下痢で排泄しようとする働き
こんな働きを恒常性維持という
この機能があるために断食でも生きていられるし、激しい労働や運動でも生きていられる。
ということは、無理なダイエットをしても、この機能が邪魔をしてリバウンドするというわけなのだ。
そこで、私はこの機能の裏をかいて、ダイエットをする方法を考えた。
これがダイエットの王道であり、この順番でしかダイエットは成功しない。
これは9年間で29回の断食を実践し、何千人の断食指導をしてきた私の経験である。
その順番とは
- 断食者に今のダイエットに対する思い込みをはずさせ、恒常性維持などの身体のしくみを教育する。
- 帰ってからの具体的な行動を教え、それを実行させる。
- その実行が習慣にまでなった時に肉体が変わる。
- 肉体が以前と変わるようになってくると、味覚や嗜好の感受性が変わる。
- 太っていた時に好きだった食べ物を食べると気持ちが悪くなる。
- 太っていた時に、あれほど好きだった居酒屋に行こうとも思わなくなる。
- 太っていた時に、しばしば付き合っていた友人とも会いたいと思わなくなる。
- 身体が変わった今の恒常性維持機能が働いて、太っていた時に行っていた習慣に戻そうとすると身体が拒否をして、戻れなくなる。
- 要するに太っていた時の恒常性維持機能から、痩せた今の恒常性維持機能になった。
ここまでが、ダイエット成功の道なのだ。
ここまでくると、ダイエット前の自分とは別人である。 何より何が自分にとって大事なのか、変化した身体が教えてくれるようになる。 これまでは脳の欲望の奴隷状態だったのが、身体が主役になり、身体が快と感じることを選択するようになる。
あなたは欲望の国から身体の声の国へ 居場所を移したのだ。
その為にも必要なのは、1の 正しい知識を得て、間違った思い込みをはずさないといけない。
本当に知識は力である。 無知は罪である。 思い込みが今のあなたの身体なのだから。
今こそ、欲望の国の鎖から解き放たれる時である。
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