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DATE : 2022.05.11

体重ばかりを気にするのを やめること

 

人間の身体は7割が水だから水の量が体重になっているだけで、体重が落ちたということは脱水しているだけのことである。

大事なのは基礎代謝を気にすること。 

基礎代謝こそが痩せやすい身体なのか、太りやすい身体なのかを決定する。

基礎代謝が多ければ、体重が増えても気にすることはない。

基礎代謝とは、食べたものをエネルギーにする力である。

燃費の悪い車が、すぐにガス欠になるように、中学生の頃、食べても、食べてもすぐにお腹が空いたことがなかっただろうか?

前の晩、食べすぎても寝ている間に体重が減り、痩せているのだ。 ところが中年になってから中学生のような食べ方をすると太ってしまう。これは基礎代謝が低下しているから。

この基礎代謝、つまりガソリンを食うのが筋肉なので、食べたものを筋肉が燃やして体温にすることでカロリーを消費する。 だから基礎代謝を上げようと思ったら筋肉量を増やさなければならない。

 さて、筋肉量を増やすのは、自力整体でやっている30分の筋トレが効果的なのか、それとも30分のジョギングが良いのかというと、答えは筋トレの方が断然痩せるし、持病も治る。

 それは何故かというと、ジョギングは脱水した分痩せているだけで、脂肪が燃えているわけではない。

そしてマラソン選手にマッチョがいなく、手足がガリガリの人が多いのは走るエネルギーを確保するために筋肉グリコーゲンを消費しているからなのだ。

 要するに走りながら、自分の筋肉を食べているわけ。

 また、走ると自分の関節のねじれている部分に衝撃を与えるので、膝の痛み、股関節の痛みが発生し、さらにX脚になっている側の腸脛靭帯に炎症を起こしてしまう。

 まるで走る関節破壊者である。 走るほどに筋肉は硬くなるので冷え性になる。

もう一つ良くないのが、体力を消耗するわけだから、次に襲ってくるのは強烈な食欲である。

身体は次の身体の酷使に備えて、食欲を高め脂肪を蓄えようとするので、走るのをやめた人は脂肪が増えて筋肉が痩せているサルコペニア状態になる。

 だから一生走り続けなければならない。

 一方筋トレは、まず体温が上がる。 そして自力整体で骨格を正しい位置にリセットしてから行うので体型が美しくなるだけではなく、ゆがみからくる痛みを解消する。

 筋肉が増えると代謝が上がるので、食べても太りにくく痩せやすい体質になる。

 筋肉はトレーニングすると柔らかくなるので、柔らかくて、細くて、痛みのない身体になるのだ。

 だからジョギングをすれば体重はどんどん落ちていく。 筋トレは体重はそんなに落ちない。

 筋肉は重いから。 でもジョギングは脱水して体重が落ちているわけで、脂肪が燃えているわけではない。 サウナで汗をかいて痩せたと喜んでいる脱水者と同じ。

  だから体重が落ちることではなく、筋肉量と基礎代謝を気にしよう。

by 矢上 裕

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