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DATE : 2022.06.05
学生アスリートの食事について
矢上先生にお聞きしたくて・・・
水毒で気づいたことですが、高校の運動部強化クラブなどは、食事の量が非常に多く、ノルマのように食べることを強いられるとも聞きます。
必要な栄養を取りたいのに、排泄がうまくいかないために、体調を悪くするのをよく耳にします。
まさに水毒の症状でした。耳が聞こえにくくなる、視力が落る、鬱状態になるとか。育ち盛りの選手たちが上手に栄養を体に取り入れて残りのカスを排泄し続けられるためにも、やはり断食が有効なのでしょうか。
食べるタイミングの工夫でなんとかなるならと思うのですが、食育でもいろいろな説があり、謎めいています。自分自身のことなら探究して実験して済むのですが、中高生アスリートとなれば、40代の自分とは明らかに違うわけで、運動量も置かれた生活環境も違いますから、つい静観しか出来ずで(悲)
矢上先生、何かアドバイスがあれば教えてください。
回答・・・今でも学生スポーツ界は間違った栄養観念に縛られているようですね。一昔前の「スポーツ時は水を飲むな」のような。
育ち盛りに18時間断食は無理なので、講義で説明した単食法でしっかり食べると良いと思います。
まず、朝はスープとサラダをベースとした胃にやさしいもの。
昼は お弁当なら炭水化物中心でおかずはほんの少し、本当ならおにぎりが良く。
夜に家で食べるのは、タンパク質、お肉や魚中心でご飯はほんの少しだけ。
こうすれば、胃は楽に消化でき、消化のエネルギーも少ないので、排泄エネルギーを消化が奪うこともなくしっかり排泄できます。食べる量は制限せず本人に任せたらいいです。
この食べ方で変に太ることもなく、一日単位で、野菜、炭水化物、タンパク質が取れるので栄養不足にはなりません。
基本の栄養バランスは、一皿の半分が野菜、もう半分に炭水化物とタンパク質が半分ずつという割合が理想です。 この一皿を朝、昼、夜に分ければ、一日単位ですべての栄養素が取れるというわけです。
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