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DATE : 2022.07.13
今日は夏バテの話をしよう
今日は夏バテの話をしよう。
基本的に動物は冬に比べて夏には食欲がなくなり、睡眠も短くなり、身体は痩せてくるのが普通である。
理由は、夏には寒さに対抗して体温を上げるエネルギーが不要だから。
エネルギーの二大充電である、栄養補給と睡眠補給の二つが少なくて済むからである。
日本人であれば、毎日がそうめんと、お茶漬けで十分生きていけるし、夏バテ防止のために肉類を無理して取ると脂肪に溜まってしまうだけでなく、内臓疲労を起こしてしまうのだ。
つまり、熱さで内臓の働きが低下してしまっているのに、無理やり食べることはない。
おそらく、ペットを見ていると夏は食べなくなるはず。
そもそも、この夏バテ防止にはウナギを食べて精をつけよう」という概念を考案したのが、江戸時代の発明家であり、思想家の平賀源内である。
彼は知人のウナギ屋に「夏になるとめっきり客足が落ちる、ウナギを食べなくなる、これはどうしたらいいか」 と相談を受けたところ、「夏バテ防止にウナギを食べよう」というキャンペーンをやろうという所から始まったのである。
それと同じなのが、郵政省がハガキの売り上げを伸ばしたいということで、暑中見舞いと年賀状という戦略を考え出したのと同じで、そのキャンペーンが今でも続いているというわけだ。
もし、現在夏にバテるとするなら、 クーラーによる、外気と室内の温度差だろう。
熱い時は暑がって汗をかき、食欲が低下して胃にやさしいものしか食べられない。
これでいいのだ。 ごめんなさい。ウナギ屋さん。
種明かしをしてしまって。
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