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DATE : 2022.07.30
右脳がわかると経絡がわかる。 東洋医学は右脳の医学である。
7月23日に紹介した、リズ ボルト テイラー博士の本で「心が軽くなる脳の動かし方」を読んで
東洋医学の物の考え方、ヨガの考え方が、ようやく理解できた。
現代医学は、目に見える肉体を対象として治療する。
ヨガや東洋医学は、目に見えないエネルギーを治療する。だから現代医学が東洋医学を信用しない理由である。
日本語に姿勢という言葉があり、姿は見えるもので、勢いは見えないエネルギーと分けていた。
左脳が見える世界を担当し、右脳が見えないエネルギー世界を担当することが、博士の本で明らかになったことは、私たち東洋医にとっては、とてもうれしいことである。
リズ ボルト テイラー博士は、左脳の脳出血で左脳が全く働かない世界で生きている時期があったが、
その時は右脳しか働いておらず、「自分は肉体という物質ではなく、エネルギーの塊」だと思えたという
そして、私のエネルギーは宇宙のエネルギーとつながっていて、宇宙からのエネルギーが私を回復させてくれているのを実感したという。
これは、まさしくヨガの瞑想者が、現実世界で自我としてある左脳の働きを止め、右脳だけの瞑想世界に入ると、宇宙のエネルギーが自分であり、自分と自分以外の物との境目がなくなる感覚と同じではないか。
そして東洋医学の経絡という見えないエネルギーの道を考え付いた人は、まさしく右脳でエネルギーを感じ、その流れる道まで感知し、経絡と名付け、そこを2000年以上も治療してきたのである。
もしかしたら、私が鍼灸やヨガの方に惹かれたのも、私の右脳が導いてくれたのだ。
ただ、ここ10年ほどは経絡治療としての自力整体は前面に出していなかった。
理由は、見えないエネルギーという世界を悪用するナビゲーターがいたからである。
踊りのように振り付けながら、「これはエネルギーを流す自力整体踊りです」というナビゲーターがいて、彼女が教えているスポーツクラブのオーナーから私に連絡があり、これが本当の矢上先生が教えている自力整体なのですか?」 といったことがあり、急いで止めさせたことがあった。
それがあってから、誰にでも信用される「骨格を正す整体治療としての自力整体」を標榜し、輪っかタオルを使い始めたのである。
一番いやだったのが、研修や講演で 「矢上先生のエネルギーをいただきにやってきました」
という言葉だった。 こうなってくると「個人崇拝」である。
オウムの麻原彰晃と同じになってしまう。(やってきても、エネルギーはやらないぞ)
しかし、リズ ボルト テイラー博士の本で「心が軽くなる脳の動かし方」を読んで、右脳こそがエネルギーの世界であり、自然治癒力は右脳にあることを確信したので、経絡治療としての自力を再開している。
脳科学者が経絡や瞑想の悟りは右脳にあることを、自らの体験を通じて証明してくれたのだ。
この本は全世界の医学や学校教育にかかわる人に読んで欲しい。
現代医学とヨガや東洋医学の懸け橋になってくれるだろう。
エビデンスだけを信じるガチガチの現実主義者、 先祖供養として壺を高値で売る人も
いなくなり、男女が左脳と右脳を理解することによって、分かり合える世界がやってくるだろう。
発達障害や知的障害として、差別する世界もなくなる。
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