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矢上先生、

18期生の○○です。

いつもご教示ありがとうございます。

人の歪みが見てわかるようになりたくて、日々人の体を背後からジロジロ？見るクセをつけるようにしています。

先日新聞の折り込み広告にサプリの宣伝が入っていて、スタイル抜群のモデルさんの後ろ姿を発見しました。

「きっと歪みがないだろう」と思いながらよく見てみると、「ん？歪んでる…？」

と思ったので、写真を撮って同期ナビとどこか歪みがあるか、それぞれ以下のように検証し合いました。先生、正解をご教示くださいませんか？

どんな不調が考えられるかも合わせて教えていただきたく、よろしくお願いいたします。

矢上　裕です。　お答えします。

　良い勉強をされていますね。

　姿勢診断は、二つの目を持つ必要があります。

一つがあなたがやっている姿診断です。　要するに形だけを診ている診断。

もう一つが、勢い診断です。　勢いは形は見えないけれどもエネルギーを診る。

私の場合は、姿と同時にその人の経絡を流れるエネルギーを診ており、どの部分でエネルギーが詰まっているのかを診ます。　これは経絡をもっと勉強して身につけてください。

さて、モデルさんの姿を私が見て感じることは、身体に力が入っており、つまり演技しているので

参考にならないということです。

というのは、撮影の場合、カメラマンがファインダーをのぞきながら、左右対称になるように指示を出すのです。　要するにカメラマン主導による「良い姿勢」が人工的に作り上げられるのですね。

でも、隠しきれない部分があります。それは右の膝が内側に入っており、X脚になっていることです。

おそらく横座りをすると、左にお尻を落とすでしょう。

そうなると、右の仙腸関節がゆるくなり、生理に影響が出てきます。

ま、そんなところでしょうか？

右の肩甲骨が開いているので、右肩が前になっているはずですが、おそらくカメラマンから

「右肩を後ろに引いて」　と指示が出ているはずです。

何とも不自由で、不自然な後ろ姿です。

by 矢上 裕