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DATE : 2022.08.23
生徒さんの事での ご相談
矢上先生おはようございます。
今日は、生徒さんの事でご相談がありメールさせていただきました。
その方はいつも間際でキャンセルをすることが多く、今回は無断キャンセルでした。
1日過ぎてから、絵文字付きのLINEで軽く謝ってきます。
この方に「どのような指導をすれば良いのか」 思い倦ねています。
この方についてのこれまでの経緯をご説明します。
いわゆる固くて痛くて太い人です。
それも相当痛くて跋扈を引いて歩き、靴や靴下も自分で履けません。
6年前の秋に入会され通われていましたが、段々とドタキャンが多くなり、一年続かずフェードアウトして辞めていきました。
そして、昨年又「自力整体で何とか自由に動けるようにしたい」
と言って泣きながら訪ねて来られました。
「子供たちが巣立って親も看取った後、自分の時間ができた時に、何処にも行けないような身体になるのは嫌だ!と。
来られていない間、医者や整骨院を渡り歩き、どこに行っても治らないと言うことを実感して。
「やっぱり自分で治したい」と。
数年前にご主人を亡くし、成人した娘さんとダウン症の息子さんが居て、認知症気味のご両親と同居、
障害者のグループホームで働いておられます。
もうすぐ離れて住んでいたお兄様(離婚して職も失い癌が見つかった)も同居することになるとのこと。
なかなか壮絶な環境におられます。
私としては、再度来られたと言うのは相当な勇気がいっただろうし、あの涙が忘れられず、何とか元気になってもらいたいと思っていて、でもこのままじゃダメだと思い、以前はこのように伝えました。
「今の調子でやっていたんじゃ何年やっても身体変わらないよ。
ずっと痛い。そしてお金だけが飛んでいく。
西洋医学だろうと東洋医学だろうと、○○ちゃんが自分と向き合う覚悟を決めないと。
意識が変わらなければ体は変わらない。
自分で決める。決めたら何があっても実践する。
休まない、遅れない。流されない。淡々とやり続ける。一喜一憂せずに淡々と向き合う。
その覚悟を持てるかどうか。次来るまでに考えておいてください。」
そして次に来た時に、「今までは週二回予約していて参加するのが大変で休んだらしていたけど、これからは週一回必ず参加すると言うように決めました。辞めたくないし、良くなりたい」と、又涙ながらに。
私もそれを信じて励ましながらやっていますが、やっぱり休むんですね。
他の生徒さんもその方にとても親切にしてくれて、無断キャンセルの時も、○○さんが痛くてできない動きを補助するために、手をつける壁寄りにマットを用意し、椅子も出してきてセットしてくれていました。
こんどはどの様に声かけ、指導していけば良いのか悩んでいます。
自分自身の課題でもあるので、投げやりになったり突き放したりするのは違うなぁと思い、
矢上先生にご相談させていただきました。
長々と申し訳ありません。 ご指導よろしくお願いします。
矢上 裕です。 お答えします。
多くのナビも同じ経験をされているでしょうから、ダイアリーでお答えして、参考にしてもらいましょう。
あなたのお気持ちはわかりますが、「教室に来てくださっている目の前の生徒さんをいかに満足させて返すか」 のみを考えてください。
私も最初の頃は、「教室をお休みしていた人」が気になっていました。
でも、「休んでいる人へエネルギーを取られてしまっては、 せっかく時間とお金とエネルギーを使って、ここへ来てくださっている方に失礼だ」と思い直し、現在に至っています。
誰しも人間に生まれた以上、「業」を持っています。
「業」とは意志よりも強い「どうしようもない悪癖」です。
この方は、「ずぼら、甘えた、言い訳」という業が、「自力整体で治りたい」という意志を上回っているのです。 仕方がないです。
あなたがどんな指導をしても、この業には勝てないでしょう。
あなたがやることはただ一つ、目の前の人を満足させること。
脳のエネルギーをその人に取られないこと。
冷たいかもしれませんが、○○さんは、自分の業の生き方が、今の身体を得ているのです。
これを昔から、「自業自得」といいます。
でも、邪険にしないでね。 来たらいつでも親身になってあげてください。
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