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DATE : 2022.08.26
仙腸関節の矯正のしくみ
いつもご指導ありがとうございます。
このところ「夜中にトイレに1.2回起きる」
「一度起きると下着のゴムのあたりに湿疹が出来ていて、それが痒くて寝れない」
「下手すると寝れず諦めて本を読む」
なんて日が続いていて寝不足でした。
先生が昨日の授業で、「寝返り整体で朝までぐっすり寝れますよ」
とおっしゃってた通り、朝までぐっすりで、久しぶりに爽快な朝を迎えれましまた。
でも「先週も寝返り整体だったのに何が違うんだろう?」
教室でもしているのに、この一週間変化なしでした。
今週増えたのは、「膝擦り」と「ツボ押し」と「踏み込みの回数」
ツボ押しは気持ちいいけれど、どこまで効いてるのかその時点で分からず
膝擦りは後ろ回しはスムーズだけど、前回しは右がぎこちない
がやるほどにスムーズにはなってきてる
踏み込みは左右差がかなり無くなってきていると実感していました。
久しぶりにぐっすり眠れて本当に感謝です。
ひとつ質問です。
足裏にタオルを入れ外に開いて骨盤チェックした時、左へ湾曲していたら右外へ開いたら左お尻が浮くんですよね?
私は右お尻が浮くんです。 骨盤ねじれが関係してるいのでしょうか?
これから膝擦り毎晩して寝てみようと思います。ありがとうございました。
矢上 裕です。お答えします。
あなたの眠りが深くなったのは、ツボ押し&経絡伸ばしで、全身が脱力できたせいです。
脱力していると踏みこみが深くできるようになるからです。
それと、寝返り整体で、横向きになった時に、一呼吸多く息をしたのが良かったのでしょう。
次に下の写真の左右差についての質問なのですが、読者がわかりやすいように解説します。
あなたの場合下の写真のように右側がやりにくいとします。
やりにくい側の 反対側のお尻が当然浮きます。
何故ならば、右の股関節が開きにくい分だけ、左が浮くのです。
ほとんどの人は右股関節が開きにくく、右仙腸関節が開きやすいので、右開きがやりにくいです。
が、あなたの場合、その逆なのですね。
でも色々矯正していると結局右開きがやりにくくなるはずです。
ついでに、仙腸関節の矯正の方法を述べておきます。
下の写真が仙腸関節で、人体は右が開きやすく、左が開きにくく生まれてきます。
だから、左が軸足で、右足が遊足と呼ばれ、トラックでも左周りが楽なのは左仙腸関節が締まり、右がゆるくて動きが大きいからです。
このような仙腸関節の構造により、股関節は左が外旋、右が内旋(内にねじれる)し、右股関節は開きにくくなり、タオル開きをする際に、右倒しで左のお尻が浮いてしまうわけです。
さらに、右足開きをする際に、左の仙腸関節も開かなければいけません。
左が閉じ過ぎると坐骨神経痛やひざ痛になります。
だから、右足開きの場合にお尻が浮いてしまうのは、左仙腸関節が閉じ過ぎて開かないから。
この左が閉じ過ぎ、右が開きすぎの極端な例が下の写真です。
ここまで、来ると右の骨盤が持ち上がり、そのバランスをとるために腰椎は左に側彎するのです。
ただし、左右の仙腸関節の差がそれほどひどくなければ、側弯まではなりません。
そこで、何年も試行錯誤を繰り返しながら、仙腸関節の開閉の左右差をなくすための技を考え付きました。 そして今行っている技がこれです。
まず、左右の足開きの診察を行った後、
左右の股関節を最大限に外旋(外にねじれる)させ、お尻の仙腸関節を閉じさせる動きが下の写真
で、これで腹式呼吸をして おなかを膨らませる時にお尻で床を押して腰を反らせます。
次は股関節を内旋(内にねじれる)させて、仙腸関節を開く技が下の写真です。
これをやると仙腸関節が閉じ過ぎている側の坐骨神経痛や膝の痛みが楽になります。
つまり、股関節と仙腸関節を最大限に開いたり閉じたりするのです。
これはこれからやる仙腸関節運動の準備刺激です。
そして下の写真が本命の仙腸関節の矯正です。 準備刺激なしでこれをやってもどこに効いているかわからないまま、終わってしまいます。
膝を向こうに押しながら回すのを10回、引きながら回すのを10回 10セットやります。
これは眠れないときにお布団でやると、仙腸関節が動くときに後頭関節もほぐれるので、そのまま眠りに入ってしまいますので、 手軽なマイ、睡眠薬としてお使いください。
仰向け、立膝、膝の内側こすり回しは本当に難しいです。実技が難しいというよりも仙腸関節に響くように、動くように回すのが難しい。 でもうまくいくと、一気に足に血が流れ、温かくなり、湯たんぽになります。 そして腸が動き出し、溜まっていたものが翌朝排泄されます。
同時に、足腰の痛み(腰痛、坐骨神経痛、股関節痛、膝の痛み)がなくなっています。
今回、長くなりましたが、この技の解説をしました。 平成元年から仙腸関節の矯正を試行錯誤してきて30年になりますが、今回やっと発明できたと喜んでおります。
今ももっとやり易くて、効果が確実に上がる矯正法を 試行錯誤中です。
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