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DATE : 2022.09.01

稲盛和夫さんを偲んで

京セラの稲盛和夫さんが亡くなったね。

 私も独立した35歳から今まで、彼の書物にどれだけ助けられたことか。

 彼は私の人生の師でもある。

 これまで、何度か大きな仕事上の選択を迫られたことがあるが、彼の言葉

「動機、善なりや、私心なかりしか」を基準に決めてきた。

 この言葉の意味は、「今、私が進もうとしている道を選ぶのは、善をめざしているのか

そして、自分の為にという私心で動いていないか」 である。

 そして、その通りにやってきたら、道が開けてきた。

 この言葉は、天地自然の理にかなっている。

 「たらいの水を手前に持って来ようとすると、手前のたらいにぶつかって水は逃げるが、向こうに押し出すと水はこちらに戻ってくる」 とも語っていたな。

 本当に私心のないひとだった。 公の人だった。 ご冥福をお祈りいたします。

by 矢上 裕

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