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DATE : 2022.09.24

めまいについて

 質問です。

 経絡刺激の際に頭を床につけたり下げたりする実技で、クラクラとめまいがする方がいらっしゃいます。(年齢は52歳の女性)

また、手首ねじりで目をギューッと閉じる際にめまいが起こった方がいらっしゃいました。(45歳女性)

どちらも三半規管が弱いのか、更年期障害で自律神経に狂いが来ているのか、、、

と思っていますが、どうしてそうなるのか、とその対策が分かれば教えてくださると嬉しいです。

 矢上 裕です。 お答えします。

 問題は三半規管にあります。 三半規管の内部にはリンパ液が溜まっており、頭を下げるとこのリンパ液が傾くことで、私たちは「今、私は頭を下げているので、バランスをとろう」と脳が察知しているのです。

 スケート選手で何回転も回りながら、目を回さないのは三半規管がしっかりしているのですね。

 

 ところが、水毒でむくみやすい人は、三半規管のリンパ液が増えすぎてしまうため、正座で前屈したり、四つん這いで頭を下げたりすると、リンパ液が傾きすぎてめまいになる。

 だから治療としては過剰なリンパ液を減らすために、病院ではおしっこで出そうと利尿剤を処方しています。

 自律神経や更年期が問題なのではなく、水毒が原因なのです。

 根本治療は水毒の排泄ですが、対処法として、

  • 眼筋が硬くなっているので、眼球が上下左右斜めに広く偏りなく動くように運動する。
  • 動くときに三半規管に水が揺れないように、頭を下げる時は顎を上げて正面を見ながら下げる。
  • めまいがしたら、耳を水平に保つと おさまる。

 などに気をつけさせてください。 下の写真が三半規管です。

 

by 矢上 裕

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