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DATE : 2022.11.30
経絡呼吸法のすごさを体験
矢上先生、メールで経絡流注の資料を送っていただき、ありがとうございました。
「気の量が低下するとともに身体が硬くなっていく」
と先生がおっしゃっているように私もそれを実感しています。
今年の夏がとても暑かったため、脾胃がやられて食べ物が受け付けなくなりました。
漢方でなんとか秋には食べられる身体にもどれましたが、どの経絡の脈もあるのがやっと確認できるくらい弱くなってしまいました。
全身の気が減ってしまって、特に腰椎から仙骨にかけてものすごくガチガチになってしまい、ぎっくり腰一歩手前のまるで老人の身体。
ピリピリ硬い部分が右のお尻の奥の奥にあるような感覚で、仙腸関節に効かせる実技などを中心にある程度試してみたものの、奥にある違和感はなかなかとることができず、どこの鍼灸院に行こうかと考えていたちょうどその頃に10月の研修を受け、経絡の勉強のために「自力整体の真髄」を読みました。
それで私は、経絡呼吸法というものがあったことをはじめて知りました。
経絡の勉強のためにいいと思って、最初からこれで治そうという気持ちはなかったのですが毎朝DVDを見ながら練習を始めると、、、、硬いのが取れて楽になっていくのです。
朝起きると前日に自力整体をやっていても、腰背中がガチガチの状態に戻ってしまいます。
ですが経絡呼吸法をやると、違和感は残っていてもその場で硬さが取れて楽に身体が動きます。
開脚でやる足の経絡刺激とあわせてやるとさらに柔らかく、腰椎から仙骨の両脇の筋肉に硬くて大きな凹みが数カ所できていたのが、元のふっくらした筋肉に戻っています。
そしてさらに日にちが経つと、朝の自力整体が終わって20分くらいすると漢方なしでも大きな便がするっと出るようになりました。
(元が腸便秘体質なので私にとっては大変化です)
ちょっと無理をするとすぐ右側が坐骨神経痛になっていたのですが、畑仕事してもなんとか一日痛みがでない身体にもなれました。
こういったことから、気を身体に巡らせることの大切さを実感するようになりました。
経絡呼吸法を知らなかったら、今でも一生懸命曲げて伸ばす実技ばかりやっていたと思います。
やっているとまるで、気功のような太極拳をしているような感じがします。
中国の先人たちもこうして、自力で気を巡らせる研究を積み重ねてきたのだなと思います。
ですから先生にいただいた資料を読み込んで、経絡の流れをしっかりマスターできるようにしたいと思っています。
矢上 裕です。 解説をしておきましょう。 東洋医学の聞きなれない言葉も出てきますが、わからないなりに読んでください。
この夏に脾・胃を弱らせてしまったことから、あなたは「気血水」全てを生産することができなくなったということですね。 脾・胃は 飲食の栄養から、水穀の気つまり後天の気である気血水を生産する場所なのですが、こうなると先天の気である腎の気が減り、老化してしまうのです。
それがあなたの肉体の老人化につながったのです。
こうなってくると、3つの気が少なくなります。
まずは、寒さ、熱さ、湿気、乾燥などの外邪から身を護る衛気の減少
血液、リンパ液、大便などを運ぶ栄気の減少
経絡をめぐり、臓器や筋肉や関節を治癒させる生気 の3つの気がなくなります。
こんな時に、経絡呼吸法を行うと、経脈に開いている350の経穴から、大気中の正気を吸い込み、
体内にある汚れた邪気を吐き出して、気の入れ替えをすることができます。
それができたので、
血液、リンパ液、大便などを運ぶ栄気が増えて、大便が出たのであり、経絡内の正気が増えてしぼんでいた筋肉がふっくらしたのであり、お尻の硬いしこりが取れていったのです・
そしておそらく、風・寒・暑・湿・燥の外邪から守ってくれる衛気も増え、寒がらなくなったと思います。
このことが身をもって体験として理解できたとは素晴らしい。
この際、「ツボは指圧する急所だ」 とばかり思っている人に言いたい。
ツボ=経穴は呼吸しているのです。 経絡治療は呼吸ができるように経穴を拡げているのです。
経穴が大気とつながり呼吸しているからこそ、私たちは生かされている。
経絡呼吸法で正気、衛気、栄気を増やしましょう。 そう思いながら実技に取り組んでください。
やはり、知識は大切です。
来年からは新しく連続研修に参加される方が110名になり、全ナビ408名に経絡治療を伝えられるようになりました。
連続研修に参加しないという方も40名おり、退会されましたが、それでいいと思います。
やはり、全ナビが共通知識があるということが、大事なことです。
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