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DATE : 2022.12.28
ストレッチより経絡呼吸法が年配者には良いわけ
矢上先生こんにちは。
ナビゲーター○○です。
研修それからレジメの送付をありがとうございました。
脾・胃経の浪費をつつしみ、
矢上先生が提唱される保水(おかゆ・30秒呼吸・浴槽入浴)に留意すれば
骨粗鬆症や認知症まで予防できる自力整体を、自分の中ではぐくみ大切に伝えてゆきたいと思いました。
ストレッチやヨガとは次元が違うものだと再認識いたしました。
自分には正気(自然治癒力)・営気(循環)よりも衛気不足を強く思います。
おかゆを食べて消化器をいたわり水分をしっかり摂取します。
生徒さんのことで質問です。
瘦せ型で、頭痛でお悩みのAさんは「0脚」がきつく、あぐらのときは膝を上がってしまいます。
股関節がずいぶん硬いようです。
本人から実技のあとに、腰からお尻にかけての側面が硬い・痛いのだと言われたことがあります。
同じく痩せ型で「めまい」悩みのBさんお二人とも、真理恵先生の『すごい自力整体』の108ページ足の甲を腿の付け根にのせる、そして117ページ膝を上下に重ねての前屈が出来ません。
脚の外側の硬さも手ごわいものだと思いました。
見た目は痩せていて不健康には見えないお二人です。
大腰筋も、骨盤も、お尻も、股関節も、膝裏も、足首も、すべて硬くなっていると思っているので、
手首ほぐし・大腰筋ほぐし、膝を胸に近づけての股関節開きは念入りになっております。
脚の外側の柔軟性を取り戻すにはどうしたらよいか、教えてください。
70代の女性を二人、生徒としてお迎えしました。
お二人とも右脚が硬いです。歩くのが辛くなってきたと言っていました。
Cさんは前かがみ、Dさんは背中が捻じれているように思います。
そのままにしていたら左右差が加齢とともに亢進していき、右側がますます使われなくなって、
日常が立ち行かなくなっていくと予想されます。
初めての実技のあと、家に電話をかけてきてくれて、いつもの通り歯磨きをしていたら腰が伸びていた、
お通じがあった、痛くなくって良かったと、感想を伝えてくれました。
親指回しは片方ずつ。刺激が届けられるよう工夫して実技をしていきたいと思います。
半年前からお姑さんが80歳を過ぎてから急に片方の股関節が悪くなり、背中も捻じれてきたので
日頃のお手入れの必要性を痛感していました。
介護や認知症に遠く、自分で日常生活を送られる高齢者は、社会にとっての財産だと思います。
ナビゲーターとして活動につなげていきたいです。
矢上 裕です。 足の外側の硬さについてお答えします。
原因はO脚にあります。 O脚だと足の外側に体重がかかりますよね。 するとそれ以上O脚がひどくならないように、足の外側筋肉が頑張って緊張してひざを伸ばそうと働くのです。 つまり立っているときは常に緊張しているから、硬くなっているのです。
この緊張は必要があって硬くなっているので、ストレッチなどで無理やり柔らかくすると立てなくなります。 だから柔らかくするという選択は止めた方がいいし、真理恵の本に載っている実技は比較的若い女性向けに組んでいますので、できなくてもOKです。
それからもう一つ伝えたいことがあります。
それは60代以上の方には、「柔軟性を要求する自力整体はしない方が良い」と思います。
なので、私は経絡呼吸法に切り替えて、実技から柔軟性が必要な動きを外しているのです。
理由は、筋肉細胞の脱水です。 これは加齢現象で人によって個人差が大きいのですが、還暦前後から体内水分量が減ってきます。
筋肉こそ水の給水タンクなので、体内水分量とは筋肉細胞内水分量のことだと思ってください。
筋肉細胞内水分量が少なくなると筋肉は硬くなり、伸ばそうとすると不快で痛みます。
もっと少なくなると筋肉のけいれんや、骨粗しょう症、認知症、足の冷え、眠りの浅い、頻尿、抜け毛、皴、足腰の痛みになります。
これを中国医学では腎虚と名付けています。
この筋肉細胞内水分量が少ない人が、若いころのようにストレッチをすると筋肉を痛めてしまうし、若いころのように筋肉を伸ばすときの気持ちよさもなくなります。
筋肉を伸ばすよりも大切なのは、筋肉細胞内水分量が増えることなのです。
その為には、呼吸法と 炭水化物のおかゆが効きます。 入浴も加えると、3大補水法になります。
筋肉細胞内水分量が増えると、筋肉を伸ばしても気持ちよくなりますので3大補水法が先です。
私の教室にもひどいO脚の人がいますが、不思議と経絡呼吸法の後はひざの隙間が狭くなり、しっかり立つことができています。
ストレッチよりも簡単な経絡呼吸法、痛くない経絡呼吸法が喜ばれています。
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