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DATE : 2023.02.16
さする刺激と押す刺激
矢上先生いつもありがとうございます。
先週のオンラインで習った『按摩と導引』。
エネルギーの高い人は押す刺激が合い、
エネルギーの弱い人はさする刺激が合う、
という解釈で合っていますでしょうか。
早速生徒さんにもオンライン授業の翌日から『さする刺激』を入れた経絡刺激をしてもらっています。
特に変化が著しかったのは70代後半の生徒さんです。
自力整体暦約5年。
元々喘息持ち(現在は症状が落ち着いている)、高血圧で降圧剤を飲んでおられます。
今までは『腕ねじり』で腕が全く伸ばせなかったのに、今回はすっと真っ直ぐに腕が伸ばせていました。
教室が終わってから生徒さんが嬉しそうに
「初めて腕が伸ばせた!」と話しかけてこられ、私も一緒に喜びました。
今後の体調が楽しみです。
自分に合う刺激をすることで、その場で身体の状態が変わっていくのは本当に嬉しいことだなあ、と改めて感じさせてもらいました。
これからも宜しくお願いします。
矢上 裕です。
答えは、さする刺激が良い人は、エネルギーが弱い人で間違いはないのですが、刺激に敏感な人、弱い刺激でも反応する人です。
私が鍼灸院を開業していた頃、3,4歳の幼児がお母さんに連れられて来ていました。
関西には元々古くから、「虫針」という風習があって、子供の夜泣き、疳の虫、おねしょ、風邪ひきやすい、喘息、胃腸虚弱などの疾患は、鍼灸院で治していたものです。
この場合の刺激は子供は敏感だし、軽い刺激でも反応するので、鍼を刺すことはしません。
鍼灸の道具屋さんに行くと、子供用の皮膚を摩擦する為の道具があり、それで子供の肺経や大腸経や背中、足の三里、足裏を摩擦します。 それで治療効果があるのです。
私の二人の娘もそれで育ちました。 下の写真は その頃の私たち家族です。
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