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DATE : 2023.03.20

思春期女子の近視について

○○です。

いつもありがとうございます

娘が4月から高校生になりますが、中学生の時から黒板の文字が見えないと言っており

入試当日も黒板に何か書かれていたようで、それも見えなく不安で、高校の授業で黒板が

見えないと不安だからコンタクトをしたいと言われました

自力整体で思春期の視力は落ちても、また思春期過ぎたら大丈夫とお聞きしておりますし、何より

目は婦人科系に影響することなど学んでいるので、裸眼がありがたいのですが

思春期でなかなか私の話も聞いてくれなく、とりあえず4月からの高校生活に見えない不安が

あるようです。

何か、思春期女子のアドバイスをいただければありがたいです

私は裸眼で頑張って欲しいのですが、本人は高校生活に見えない不安があるようです

自力整体、東洋医学、薬膳などアドバイスいただければありがたいです

思春期なので聞いてくれるか正直分かりませんが、 どうぞよろしくお願い申し上げます

矢上 裕です。 お答えします。 特に自力整体や薬膳で解消しなくても、思春期近視ですので、思春期が終われば自然に正常視力になりますので、それまではコンタクトではなく、観えない時だけかけたり、黒板を見ないときは外すことができる眼鏡を使用してください。

 女の子の思春期近視について説明しましょう。

体質によって人それぞれですが、思春期になると女の子は妊娠できる身体になるために太ります。

太るというより、女性ホルモンによって水を貯蓄するので膨れます。(ダイエットに悩むのはそのためです)。

 この時に大量の水を引き込むために、眼球もむくんで膨らんできます。 すると目の焦点を合わせる

眼軸(横から見た目の角膜から眼球の一番後ろまでの距離)が伸びてしまい、近視になるのです。 

下の写真は眼軸が長いために、目の後ろの壁で焦点を結ばず、手前で焦点を結んでしまう近視状態。

中三女子が眼軸が伸びている下のグラフ これが思春期が終わると長さが短くなる。

 これはあくまで平均値なので、質問者の娘さんは、これ以上に眼軸が伸びているはず。

そして思春期が終わる高3前後になると、水膨れが治まって、眼球のむくみがなくなり、近視が自然に治るのです。
 ところが、学校では、この自然な思春期近視にメガネやコンタクトを使用させ、自然に治るはずの目が本物の近視にしてしまい、生涯メガネやコンタクトが必要な目になってしまうというのが、残念な現実です。
 「女の子の思春期近視に理解を示す学校があればいいのになあ」 と思ってしまいます。
 
 ですから、付けたり、外したりできるメガネを黒板を見る時だけ使用し、後は裸眼で過ごしてください。そして思春期が終わり、自然に治った時点では裸眼で過ごせばよいのです。
 
 近視に関しては西洋医学的には、私の説に反論される方もいると思いますが、 私の説は東洋医学の思春期における体水分の理論から導いた答えです。

by 矢上 裕

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