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DATE : 2023.06.08
脊柱間狭窄症の見分け方
生徒さんのことで、お聞きしたいことがあります。
70代の方で、自力整体歴も5年以上のベテランの生徒さんです。
姿勢も体型も美しく、身体も他の同年代の人よりもかなりしなやか、
教室には欠かさず参加、どの実技も苦なくこなされる方です。
どこにも悪いところがない、元気な生徒さんだと思っていました。
ところが今年の冬あたりから
右坐骨から首にかけてかなり痛い日が続いている
どうすればいいか、という訴えがありました。
彼女から今までそんな風に言われたことがありませんでした。
ご自分で矢上先生のyoutube動画をやったら痛いのがおさまったそうです。
その時はただの腰痛くらいだろうと思って、
ではyoutube動画を頑張ってみてくださいとお伝えしました。
すると先週になって、急に右臀部痛から足先にかけて激痛があって、
病院でMRIを撮ると脊柱管狭窄症と診断されたそうです。
私のイメージではかなり身体の硬い人がなるものだと思っていたので
青天の霹靂というか、指導者として見抜く力がなかったのかと落ち込みました。
朝ごはんは野菜スープ、生活や食事への意識も高い方です。
生活面でまだいろいろできることがあると思って
おかゆの話やインナースキャンの話等々もお伝えしていますが、、、
立ち入らせてもらえない雰囲気があるので正確には把握はできていません。
診断されてから矢上先生のブログで脊柱管狭窄症について書かれているところは全てお読みになったそうです。リハビリで激痛は取れたそうなので、リハビリと併用して教室にも参加されるそうです。
それでお聞きしたいのが、彼女は、たぶん老化で「気」が急に目減りしたのだと思っていますが、
歪みが少なく気血の巡りがよさそうな人でも、体に激痛が起きることはよくあるのでしょうか?
彼女のような方に何か助言できることがあるとすると、先生ならどのようにおっしゃられますか?
身体が柔らかい人でも狭窄かどうか見分ける方法があれば教えていただけると助かります。
よろしくお願いいたします。
〇 矢上 裕です。 お答えします。
必ずしも硬い人が脊柱間狭窄症になるわけではありません。
最近の病院では、腰の痛みで受診するとほぼ全員に脊柱間狭窄症という病名をつけるみたいです。
脊柱間狭窄症かどうかは、歩いている途中で足が痛くなって歩けなくなり、しばらくしゃがむと楽になり、
また歩けるようになる間欠性跛行という症状がありますので、本人に訪ねてください。
これがないようであれば、普通の腰痛でしょう。リハビリで楽になるくらいですから。
高齢の場合は腰椎の圧迫骨折なども考えられます。
脊柱間狭窄症なら、下の写真のようにしゃがんで腰を丸めると足の痛みが楽になります。
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